虚しさを感じる時
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8日(日)は阪神ジュベナイルフィリーズや香港国際競走など、競馬関連の話題が多い1日でした。
こうした話題について紹介する人はたくさんいると思いますので、
私はあえて別の話題をひとつ。
この日の夜、グリーンチャンネルでこんな映画が放送されました。
グリーン・シネマ 花の大障碍(グリーンチャンネル)
今年の日本ダービー直前、
そのダービーを題材に1955年に制作された「幻の馬」という映画が
グリーンチャンネルで放送されましたが、
この映画はその「幻の馬」の主要スタッフ・キャストによって
1959年に制作された映画です。
こちらは「中山大障害」がテーマとなっています。
「幻の馬」と同様、迫力のあるレースシーンがたくさん登場します。
こちらは障害戦を再現するのですから、
難易度は「幻の馬」よりも高かったのではないでしょうか。
1959年の日本映画界に、これほどまでの撮影技術があったことに驚かされます。
Twitterで
「中山大障害の最終障害を後方2番手で飛越した馬が、
直線一気の競馬で勝てる筈がない」
というツイートを見かけましたが、
まあ、そのあたりは映画ということでひとつ(笑)。
この映画を見ていて思ったことを少々。
当時の「中山大障害」というレースに対するファンの注目度や
このレースに挑む競馬関係者のモチベーションが、
今の中山大障害や中山グランドジャンプよりも遥かに高いですね。
スタンド前でチアガールがパレードするなんて、
最近の平地G1でも見られないですよね。
私が競馬を始めた頃は既に、
年末の中山大障害というレースは有馬記念の前日にヒッソリと行われる
障害戦の重賞だったモンなあ・・・。
10年後の2023年に果たして
「中山大障害」「中山グランドジャンプ」というレースはまだ行われているでしょうか?
JRAにおける今日の障害戦・ジャンプレースの状況は
そんなことを考えなければならないレベルにまで落ちぶれています。
J-G2、J-G3が土曜日の8Rに組まれるようでは、お先真っ暗ですよね。
この日記の古い記事を探すと、
そんなJRAの「障害戦改革に取り組む意欲の無さ」について取り上げているものを
見つけることが出来ると思います。
でも最近はそんな事を書く気力がありません。
「役所」だとか、「政治家」だとか、「企業経営者」だとか、「競馬主催者」だとか、
そんな人たちは常にあるベクトルを持って活動しています。
そのベクトルの方向が間違っていると思い、
そんな指摘や批判をしても、
反対方向のベクトルに基づく施策を求めても、
彼らは聞く耳を持ちません。
あるいは「アリバイ作り」や「言い訳」という手段に出ます。
そしてそのベクトル通りに突っ走ろうとする。
そんな動きに反発しても疲れるだけだしなあ・・・。
変に足を引っ張りたがる輩もいますし。
ただ黙って「消える瞬間」を見守るしかないのでしょうね。
「障害戦」だけではなく、「地方競馬」にも、
そして「競馬」そのものにも、そんな事が言えるのでしょう。
「競馬」の世界だけではなく、
最近の政治の世界における「特定秘密保護法案」が成立する過程を見ていても、
そんな虚しさを感じます。
何を言っても無意味なのですよ、きっと・・・。
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