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音無秀孝調教師と横山典弘騎手

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アンビシャスが勝利した3日(日)の阪神11R大阪杯を見ていて、
ふと思い出した話がありました。

2010年、ヴィクトワールピサが勝った有馬記念でのことでした。
最終レース後、中山競馬場のパドックでは、
騎手数名がこたつに入って酒を飲みながら、
有馬記念やその年を振り返る、というイベントが行われていました。
イベントにはヴィクトワールピサの手綱を取ったミルコ・デムーロ騎手はもちろん、
後藤浩輝騎手や内田博幸騎手なとどともに、横山典弘騎手も参加していたのですが、
その横山典弘騎手は最終レースでの騎乗がなかったこともあって、
既に飲み始めており、いい感じで酔っ払いながらの登場でした。
横山典弘騎手が酔っ払っていたのには理由がありました。

この年の有馬記念で彼が手綱を取っていたのはオウケンブルースリ。
オウケンブルースリの主戦騎手と言えば内田博幸騎手ですが、
当時、内田博幸騎手は
自らをダービージョッキーに導いたエイシンフラッシュに騎乗していたため、
横山典弘騎手が代打でオウケンブルースリに騎乗していたのです。

レース後、横山典弘騎手はオウケンブルースリを管理していた音無秀孝調教師に
あるお叱りを受けたのだとか。
この時、オウケンブルースリは
逃げるトーセンジョーダンの直後2番手でレースを進めたのですが、
音無秀孝調教師は「あんなに前で競馬をするとは思っていなかった」とのこと。
確かに最後の直線で決め手を活かす競馬が多かった馬ですから、
音無調教師としては文句のひとつも言いたくなるところだったのでしょう。
結果は11着でしたし・・・。

横山典弘騎手は音無調教師から叱られたことが面白くなかったようで、
イベント中、同調教師を「音ちゃん」と呼んでいたりなんかして・・・。
音無調教師がその事実を知っていたのかは把握していませんが(笑)。

大阪杯を制したアンビシャスも音無調教師の管理馬です。
オウケンブルースリと同様、後方で脚を貯める競馬が多いアンビシャスを、
2番手からのレースで勝利に導いたのは横山典弘騎手。
今回も初めてのコンビでした。
レースの進め方はあのオウケンブルースリの時も今回も同じですが、
結果も、鞍上に対する評価も全く違います。
「好騎乗」とそうではない騎乗とは紙一重なのですね。
横山典弘騎手という人を見ていると、いつもそんなことを感じます。
まあ、色々あってもこうして横山典弘騎手を起用する
音無秀孝調教師も凄いと思いますが。

以上、来年はG1になるかもしれない大阪杯の感想ということで。



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