厳しい時代なのかも
競馬ブーム以来(それ以前はよくわからないのですが)、
ダービーの翌日のスポーツ紙の1面といえば、
ダービー馬とダービージョッキーが飾るもの、
とばかり思っていたのですが、
その常識が崩れたのは昨年の事。
小泉総理が大相撲夏場所で「感動した!!」とやっちゃったモンだから、
一面を大相撲に奪われてしまったのでした。
そして小泉さんが来場した今年はどうだったかというと、
27日(月)のスポーツ紙は話題をサッカーに奪われてしまいました。
ワールドカップ目前ですから止むを得ないのかもしれませんが、
各紙とも1面が「競馬」では新聞が売れないと判断している結果でしょう。
厳しい時代ですね。
競馬ブームの頃、競馬はギャンブル性を薄めることで、
若者や女性の支持を集めていきました。
つまり、そこには公営ギャンブルとは異なる
「興行」としての競馬の見方がなされていたように思います。
確かに私もオグリキャップ世代なので感覚的にわかるのですが、
あの当時は馬券を買わなくても満足できる何かがあったような気がします。
もちろん、それは競馬の1面でしかないし、
その底辺にある、例えば条件戦の面白さなどをしっかりと伝えていかなかった
JRAやマスコミの責任は大きいのだけれどね。
とにかく今は「興行」としての競馬は
サッカーに負けているという事実。
これだけは冷静に受け止めなければならないようです。
27日(月)発売の「週刊競馬ブック」で
石川ワタルさんが、テレビの競馬中継技術の諸外国に比べての遅れについて
厳しい指摘をしておられました。
確かにアメリカのBCなどを見ていると
その迫力のある映像に驚かされるもんなあ。
そう考えると納得です。
但し、最後の方に書かれていた主催者とテレビ局の関係については、
現実にはどうなのだろう?
本来なら局が主催者に放送権料を支払って、
中継するのが筋なのですが、
現実にはJRAが局の制作料の一部を負担する形となっている
という点についての指摘は確かにごもっともだと思います。
でも現実にフジテレビあたりに放送権料払え、などという話をしたら、
民放各局は競馬中継を止めてしまうだろうなあ。
その意味ではJRAのやり方も止むを得ないのかもしれません。
局に頭を下げて、中継してもらうしかないのでしょう。
「興行としての競馬」は今、非常に厳しい時代に入りつつあるようです。
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