「無謀」を笑ってはいけない

「競馬ニュース」作成の為に、
毎日、色々なサイトを見ていますが、
時々ビックリするような記事を見つける事があります。

「金沢競馬から初のＧ１か」

金沢競馬にＧ１を勝てるような馬なんかいるのか？
などと言わずに中日新聞石川版の記事をご覧ください。

金沢競馬から初のＧ１か
桜花賞出走　夢へ駆けろ
センパツトモ　１２日選考レース
http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20060310/lcl_____ikw_____001.shtml

１２日（日）のフェリーズレビューに出走するセンパツトモを紹介する記事です。
父アジュディケーティング、母ヤマタケマダム、母父イエローゴッド、
現在、戦績は６戦５勝２着１回。
確かにこの成績なら皆、期待しますよね。
でも馬券を買う立場になると冷静に見て、どうかなあ。
これまでとは相手が違うし・・・。
恐らく人気もないでしょう。

でもそんな大方の評価とは別に、
この馬に関係者たちは大きな期待をかけています。
地元のメディア関係者はこうして「初のＧ１か」と書いています。
かなり大袈裟な記事かもしれません。
でも中日新聞の記者がこの記事を書いた時点、
そして私が今、この日記を書いている１１日（土）朝の時点では、
まだフィリーズレビューというレースは行なわれていません。
「初のＧ１か」という見出しはまだ結果が出ていない今なら、
決して間違ってはいないでしょう。
恐らくこの馬の陣営（金沢・中川一男厩舎）も納得の上で、
この記事は書かれているに違いありません。
まだ「無謀」という評価を下すには早すぎます。

こういう形での「挑戦」は好きだなあ。
最近、地方馬が中央に参戦するケースで、
「○○がメインレースで乗るために連れてこられた馬」というのが
誰の目にも明らか、という寂しい例も少なくないですからね。
この際、ビッグマウスでも何でも構わないから「Ｇ１に行くよ」と
言ってしまう方が見ていて楽しいですし・・・。
今の私自身がそんな生き方ですからね。
「無謀」だとか、何とか、叩かれる毎日を送っていると、
気にしないつもりでもかなりのストレスをいつの間にか、抱えています。
そんな今の自分に、少しだけ元気を分けてくれそうな記事でした。

「旅競馬ブログ」をまた少しだけ更新しました。

http://kankan.blog.ocn.ne.jp/

そろそろ高知の方も色々決まる頃だと思います。
もう少々お待ちください。