「赤字→投資」の要素はないか

またしても「競馬ニュース」のブログ更新に大変な時間が・・・。
ちょっとプチトラブルがあったせいなのですが。
メルマガ配信は本日１２日（木）夜に行ないます。
また遅れますがご了承ください。

さて私にとっては事実上の「地方競馬のホームグランド」である、
岩手競馬の話をまたひとつ。
岩手日報の１０日（火）付の記事です。

売り上げ減止まらず　岩手競馬
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m01/d10/NippoNews_6.html

例によって岩手日報なので、
「売上減」というネガティヴなファクターを前面に押し出していますね。
この記事も含めた岩手競馬に関する見解を、
劇場さんのブログ「劇場の基本的には競馬日記ｂｌｏｇ版」で
書かれています。

http://red.ap.teacup.com/theater777/311.html

支援団体としてイーハトーブ競馬団の名前が上がっていますが、
実際には地元の経済団体・商工会といった所の力の方が大きいでしょうね。
次年度はある地元企業による協賛の話もあるようですし・・・。
更に言えば、地元のテレビ・ラジオ局が中継番組などをやっている関係上、
「岩手日報」以外のメディアが比較的「存続」寄り、
の姿勢を見せているのも大きいですね。

以前にも書きましたが、
岩手県が「競馬廃止」という方針を打ち出したところで、
「後始末をどーすんのよ」というレベルの累積赤字を抱えているのが現状な訳で、
廃止後の処理に税金を使う事が可能だった高崎などとは状況が違います。
廃止も出来ないのでは？という気もするのですが・・・。
だからと言って、このまま放置したのでは、
今度は岩手県自体が・・・、という話だし・・・。

「競馬」というものに対する位置付けを考え直すのも、
一つの方法論かもしれません。
盛岡・水沢両競馬場の来場者は増えているのですし・・・。
地元の財政に寄与する、という位置付けから考えると単なる「赤字」ですが、
「レジャー資源」「観光資源」という位置づけで考えた時には、
「赤字」の中には人を集める為の「投資」の要素に、
変わるものもある筈なのですが・・・。
これって、私はテレビ岩手の取材を受けた時から言い続けてますけどね。

劇場さんがご指摘の東京競馬場内岩手競馬専用場外発売所の件については、
また別の機会に意見を述べようと思います。
ユーザーとして思う所はたくさんありますので・・・。