どこが面白いのだろう？

１４日（月）のスポーツ紙は
「近鉄・オリックス合併」のニュースで大賑わいでしたね。
両チームとも優勝でもしない限り、
１面扱いにはならない球団なのだけどなあ・・・。

記事を読んでいて、どうも腑に落ちないのは、
「合併→１リーグ制」という話があまりにも先行している点。
そう簡単にはいかないと思うのですけどね。
近鉄とオリックスの合併にしても、
ホームグランドをどうするのか？だとか、
所属選手の扱いは？チーム名は？
と課題が山積の筈なのですよ。
まして１リーグ制なんていったら・・・。
いつの間にか他の球団の合併話まで書かれているし。

この流れになると喜ぶのは、
渡辺恒雄とかいうどこかの球団のオーナーと
ごく一部の人たちだけな訳で、
どうしてメディアまで揃って、
この流れを加速させる方向に話を進めてしまうのか。
野球メディアというのも競馬メディアと一緒だね。
ぶら下がって得た情報をそのまま流すだけで、
物事を考えようとしない。

私は野球を見始めた頃から既にセ・パ１２球団あった人だから
余計にそう思うのかもしれないが、
「１リーグ制」って何が面白いの？
日本シリーズとかなくなっちゃうのかなあ。
１位と２位のチームで、なんて話じゃつまらないですよ。
ペナントレースでは対戦しないチーム同士が激突するから
価値があるのですから。
オールスター戦だってそう。
普段、お目にかかれない投手と打者の対戦が見たいのですよ、ファンは。
そのあたりのところをちゃんと書いてくれなきゃイカンと思いますよ。
唯一書かなくても許されるのは報知ぐらいでしょう。
あそこは渡辺恒雄という「将軍様」のいる、
北朝鮮の新聞みたいなモンですからね（野球に関しては）。

競馬関係のいくつかのサイトで
今回の件と競馬（特に地方）の状況が似ているという指摘を
見ましたが、私もそう思いますわ。
興行として「ファンに見せる」立場でモノを考え、
発言する人が誰もいないのですからね。
やや古い記事ですが、
サラブｎｅｔで日経の野元賢一記者が２月９日（月）付で書かれた記事を
リンクしておきましょう。

http://www.nikkei.co.jp/keiba/column/20040208e1h0800q08.html

今こそ、競馬ファン・関係者には
是非とも読み直して頂きたい内容だと思っています。