今度はＳＡＲＳか

このところ、気になるニュースと言えば、
イラク戦争に、北朝鮮情勢、
そしてここにきて、
ＳＡＲＳ（重症急性呼吸器性症候群）のニュースが急浮上してますね。
香港ということになると、
観光ニーズは減少するとしても
ビジネスで普通に行き来している人もかなりの数になる筈。
ＷＨＯや外務省に何を言われても行かなければならない人も
いるのではないかと思われるだけに、
日本に住む我々も決して他人事ではないでしょうね。
そのうち日本でも皆、マスクをして歩くようになったりして・・・。

このＳＡＲＳの影響は競馬界にも及んでいて、
２７日（日）に香港・シャティン競馬場で行なわれる
クイーンエリザベス２世Ｃに出走を予定している
エイシンプレストンの動向に注目が集まっています。
ＪＲＡによると
「馬のことではなく人間の事例なので
ＪＲＡに決定権はありません」（４日・スポニチ関東版より）
とのこと。まあ、当然でしょうね。
エイシンプレストンが渡航するか、否かについては
様々な情報が錯綜していて、
日刊スポーツなどは既に「遠征断念」と出してしまっている程。
実際には北橋調教師と「エイシン」の平井オーナーとの間の
協議次第ということになりそうですが・・・。

しかし今年はイラク情勢、ＳＡＲＳと
海外競馬受難の年ですね。
日本馬が海外遠征する難しさというと
空輸による体調管理の部分ばかりが強調されますが、
国際紛争に流行病などといったハードルもあることを
認識させられました。
しかも馬ではなく、人間様の病気ですからね。
そう言えば、サッカーの国際試合も
紛争地域で軍隊の厳重な警備の下で行なわれるケースがありますよね。
競馬にせよ、サッカーにせよ、
「世界を相手にする」のは大変です。