メディアと裁決の問題では・・・

ネット上で皐月賞における
タニノギムレットの四位洋文の騎乗について
議論が交わされてますね。
問題となっているのは
ゴール前の１完歩のところで諦めて腰を上げてしまったとされる点。
あれがなければ２着があったのでは？という見方が出ています。
フジテレビ「スーパー競馬」のＶＴＲを何度か確認したのですが、
確かにそう見えなくもないですね。
もっともタイガーカフェも脚が残っていましたから、
交わせていたか、どうかまではわかりませんが。
果たして最後の１完歩で四位は諦めて
追うのを辞めてしまったのか、どうか。
もちろん真相は本人にしか分かりません。
従って断言することはできませんが、
そのように受け取られても仕方のない動きだったのではないでしょうか。
ＪＲＡのＨＰから抗議のメールを送った人も結構いるのかもしれません。
でもＪＲＡは何の反応も示さないでしょう。
競馬メディアで疑問を持って、記事にする人が一人もいないのですから。
追い切りやレース後に四位や関係者のコメントが取れなくなる事を
懸念しているのでしょうか。
でも馬券に関わる部分なのだから、誰か問題提起して欲しかったなあ。
間違いなら間違いで、それでも疑われても仕方のない動きだったのだから、
四位だけではなく、他のジョッキー達にも
注意を喚起するいい機会になった筈なのではないでしょうか。

裁決委員もこの辺りは十分気を配って、騎乗停止とまではいかなくとも
「決勝線手前での御法について戒告」ぐらいの処分が
あって然るべきではないのでしょうか。
それとも見落としてしまったのか。
だとすれば、その裁決委員の資質に問題があると思いますよ。
この辺りの問題点を見つけられないようでは、
香港で起きた八百長事件などは見抜けないでしょうね。
地方競馬なら「最後まで馬を追わなかった」ことで
騎乗停止の裁決が下るのに、
ＪＲＡでは田中勝春のように露骨に馬を止めない限り、
対象にはならないというのか。
まさか四位は今週、香港で騎乗があるから
お咎めナシなんて話じゃないだろうなあ。
裁決というものは主催者の思惑が絡んでは絶対にいけないものだと思いますよ。
私のように変な疑いを持ったりする人がいなくなる為にも、
裁決の技術・精度の向上のためにも採決部門はＪＲＡなど主催者団体とは
独立した組織であるべきだということを改めて申し上げておきます。