(重賞回顧)2008年第9回ジャパンカップダート~優勝馬:カネヒキリ~
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武蔵野S9着。
2年以上のブランクはやはり大きかったか。
2005年のジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、
ジャパンカップダート、
翌2006年のフェブラリーS、
G1・4勝のダート巧者である。
ドバイワールドカップでも4着に入った。
そんなダート巧者に見舞われた故障、
そして長期休養という事態はあまりにも大きなものに思われた。
一度や二度使われたくらいで
スポーツ紙に「砂のディープインパクト」と表現された
あの頃に戻るものなのだろうか?
だからこそ驚いた、
ヴァーミリアンとメイショウトウコンが直線で叩き合うその内側を
カネヒキリがスルスルと抜け出してきた時は・・・。
「この馬、やっぱり強いんだ・・・」
ゴールの瞬間、思わずつぶやいた。
そのつぶやきは本当はこの馬に失礼かもしれない。
カネヒキリという馬にとって、
G1を勝つということは当たり前のことで、
驚くに値しないことなのかもしれないのだし。
この長いブランクは馬自身にとっても、
関係者にとっても辛い期間であったに違いない。
しかしその場面を目にした訳ではないのだから、
その点を語るのはやめておこう。
ダート王が王者らしい姿で競馬場に戻ってきたのだから。
この年から阪神競馬場に舞台を移したこのレース、
いきなり忘れることができない衝撃を与えるレースとなった。
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2008年12月 7日(日) 5回阪神2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第9回ジャパンカップダート
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 5 10 カネヒキリ 牡 6 ルメール 57 1.49.2 36.4 4 530 (栗)角居勝彦
2 3 5 メイショウトウコン 牡 6 藤田伸二 57 1.49.2 35.9 7 460 (栗)安田伊佐
3 3 6 ヴァーミリアン 牡 6 岩田康誠 57 1.49.3 36.2 1 524 (栗)石坂正
4 2 3 サンライズバッカス 牡 6 佐藤哲三 57 1.49.6 36.3 6 494 (栗)音無秀孝
5 6 12 ブルーコンコルド 牡 8 幸英明 57 1.49.6 36.6 11 510 (栗)服部利之
6 6 11 $カジノドライヴ 牡 3 安藤勝己 56 1.49.7 36.9 3 530 (美)藤沢和雄
7 7 14 フリオーソ 牡 4 戸崎圭太 57 1.49.9 37.2 12 508 [地]川島正行
8 4 7 サクセスブロッケン 牡 3 横山典弘 56 1.49.9 37.3 2 522 (栗)藤原英昭
9 1 1 ワンダースピード 牡 6 小牧太 57 1.50.2 36.7 9 484 (栗)羽月友彦
10 8 15 ワイルドワンダー 牡 6 蛯名正義 57 1.50.2 37.2 10 450 (美)久保田貴
11 8 16 ボンネビルレコード 牡 6 内田博幸 57 1.50.8 37.2 13 494 (美)堀井雅広
12 1 2 $フロストジャイアン 牡 5 ヴェラス 57 1.51.5 38.0 14 506 [外]ダトロー
13 4 8 $ティンカップチャリ セ 3 プラード 56 1.51.6 38.9 5 472 [外]レセッシ
14 5 9 アドマイヤフジ 牡 6 川田将雅 57 1.52.3 39.1 8 528 (栗)橋田満
15 2 4 メイショウバトラー 牝 8 福永祐一 55 1.54.5 41.3 15 520 (栗)高橋成忠
消 7 13 $マストトラック 牡 4 ゴメス 57 ------ ---- -- --- [外]フランケ
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LAP :12.4-11.2-13.1-11.7-11.8-12.4-12.0-12.1-12.5
通過:36.7-48.4-60.2-72.6 上り:72.5-60.8-49.0-36.6 平均:1F:12.13 / 3F:36.40
単勝 10 \980
複勝 10 \300 / 5 \500 / 6 \120
枠連 3-5 \860 (3)
馬連 05-10 \11710 (30)
ワイド 05-10 \3090 (31)/ 06-10 \500 (2)/ 05-06 \890 (7)
馬単 10-05 \21570 (54)
3連複 05-06-10 \7090 (18/455)
3連単 10-05-06 \69460 (181/2730)
(JRA-VANより
「TARGET frontier JV」使用)
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