(重賞回顧)2008年第60回朝日杯フューチュリティS~優勝馬:セイウンワンダー
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この馬、「ラチ沿い」が良く似合う。
もちろん私の勝手な印象でしかないのだが。
新潟2歳Sで外ラチ沿いを突いて
伸びてきた競馬が未だに忘れられない。
開催最終週の新潟競馬場では
芝コースの内側が荒れているが故に
あり得る光景とはいえ、驚かされた。
さすがに中山では外ラチとはならない。
この朝日杯フューチュリティSでは
反対に内ラチ沿いを突いてきた。
「ラチ沿い」という言い方は正確ではないのかもしれない。
だがこのレースで注目を集めたブレイクランアウトや
ゴール寸前でアタマ差まで迫ったフィフスペトルが
馬群の外を伸びてきているだけに、
どうしても「ラチ沿い」のイメージになってしまう。
この朝日杯以来、
久しぶりの勝ち星となった2010年のエプソムカップは
馬群の外、そして馬場の中央を伸びているから、
「ラチを頼らなければ」というタイプではないのだろう。
それでも新潟と中山での勝利から
どうしても「ラチ沿い」のイメージになってしまうのだ。
尚、この年の朝日杯は
新潟2歳Sと函館2歳Sの優勝者によるワン・ツー。
色々なところに旅が出来る「夏競馬好き」にとっても
うれしい結果となった。
「夏競馬を笑うものは冬競馬に泣く」
馬券だけの問題ではない。
夏から見ていれば、
こうして優勝馬の「個性」を勝手に見つけた気分になって
楽しめるのである。
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2008年12月21日(日) 5回中山6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第60回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(混)(指定) 芝 1600m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 2 3 セイウンワンダー 牡 2 岩田康誠 55 1.35.1 35.0 2 514 (栗)領家政蔵
2 6 11 フィフスペトル 牡 2 ルメール 55 1.35.1 35.2 5 450 (美)加藤征弘
3 3 5 $ブレイクランアウト 牡 2 武豊 55 1.35.2 35.1 1 446 (美)戸田博文
4 8 15 ホッコータキオン 牡 2 飯田祐史 55 1.35.2 36.1 6 498 (栗)飯田明弘
5 7 13 ピースピース 牡 2 吉田隼人 55 1.35.5 35.1 14 444 (栗)荒川義之
6 1 1 ミッキーパンプキン 牡 2 ペリエ 55 1.35.7 36.7 3 450 (栗)清水出美
7 1 2 シェーンヴァルト 牡 2 北村友一 55 1.35.8 35.4 4 470 (栗)岡田稲男
8 5 9 エイシンタイガー 牡 2 内田博幸 55 1.35.8 36.3 7 480 (栗)西園正都
9 4 7 オメガユリシス 牡 2 北村宏司 55 1.36.2 35.7 11 476 (美)坂本勝美
10 3 6 トレノパズル 牡 2 横山典弘 55 1.36.4 36.1 8 486 (美)伊藤正徳
11 2 4 トウカイフィット 牡 2 田中勝春 55 1.36.4 36.6 15 440 (美)栗田博憲
12 5 10 トップオブピーコイ 牡 2 勝浦正樹 55 1.36.5 36.4 16 474 (栗)森秀行
13 7 14 ブラストクロノス 牡 2 江田照男 55 1.36.7 35.9 12 468 (美)岩戸孝樹
14 4 8 ツルマルジャパン 牡 2 松岡正海 55 1.36.8 38.0 10 490 (栗)坂口正則
15 8 16 ケンブリッジエル 牡 2 三浦皇成 55 1.36.9 37.4 13 462 (栗)山内研二
16 6 12 ゲットフルマークス 牡 2 蛯名正義 55 1.37.4 38.5 9 486 (美)岩戸孝樹
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LAP :12.2-10.8-11.3-12.0-12.5-12.6-11.7-12.0
通過:34.3-46.3-58.8-71.4 上り:72.1-60.8-48.8-36.3 平均:1F:11.89 / 3F:35.66
単勝 3 \540
複勝 3 \210 / 11 \190 / 5 \160
枠連 2-6 \1670 (8)
馬連 03-11 \1960 (10)
ワイド 03-11 \750 (10)/ 03-05 \500 (3)/ 05-11 \470 (2)
馬単 03-11 \3680 (19)
3連複 03-05-11 \2580 (7/560)
3連単 03-11-05 \17230 (51/3360)
(JRA-VANより
「TARGET frontier JV」使用)
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