(独り言)この「トレンド」は存在するのか?
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2002年に盛岡競馬場で行われたJBCスプリントを制するなど、
現役時代に挙げた14勝のうち13勝をダートコースで挙げているスターリングローズ。
このスターリングローズ産駒のアスカクリチャンが
芝2000メートルの七夕賞を制したことが話題となっている。
このアスカクリチャンの母父ダイナレターも
ダートコースで行われていた時代の1989年札幌記念や
同年の根岸Sを優勝するなど、
主にダート戦線で活躍した馬だったことも加わって、
こうした血統背景を持つアスカクリチャンの勝利に驚いた人は少なくなかったようだ。
スターリングローズは冒頭で書いた通り、
14勝中13勝をダートで挙げている。
しかし芝でも1勝を挙げているのだ。
2001年7月22日(日)の小倉9R日南特別(1000万下、芝1800メートル)を
1分49秒7というタイムで勝っている(鞍上は福永祐一騎手)。
だから芝コースの重賞では勝ち負け出来ないと考えるのは早計だったのかもしれない。
ダイナレターも同様に芝コースでは、
1986年に中山・芝1200メートルの新馬戦と
1987年に東京・芝2000メートルの秋嶺賞(900万下)の2勝を挙げている。
しかし血統は確率の世界である。
昨年2011年1月から今年の7月8日(日)までを集計期間として、
中央競馬におけるスターリングローズ産駒の戦績を調べてみた。
芝コースとダートコースのそれぞれにおいて、
以下のような戦績が残っている。
芝コース
(6・5・4・39、連対率20.4%)
ダートコース
(11・16・10・147、連対率14.7%)
一見すると「芝コースの方が連対率が高いじゃないか」
と思われるかもしれない。
しかし芝コースでの6勝のうち5勝はアスカクリチャンが挙げたもの。
集計期間中にアスカクリチャンは2着に1回、3着に2回入っている。
芝コースの戦績からアスカクリチャンによるものを除くと
「1・4・2・35」で連対率は11.9%。
やはりスターリングローズ産駒は父親同様、
ダートコースの方が実績を残していることになり、
「実は芝コースでも・・・」とは言い切れない気もする。
アスカクリチャンは特殊なケースという見方も出来るだろう。
果たしてあなたはどちらの見解を支持するだろうか?
ところで血統は不思議な「トレンド」を持つ事がある。
ある時期に集中して特定の産駒が活躍する事がしばしば起こる。
七夕賞と同じ2回福島競馬の4日目、
6月24日(日)の栗子特別(500万下、芝1700メートル)を勝った
ゴールドスマイルも実はスターリングローズ産駒だった。
もしかすると今、
スターリングローズ産駒に何らかのトレンドが出来つつあるのかもしれない。
この「トレンド」を信じる方に気になる話を一つ。
今週末の重賞競走にもスターリングローズ産駒が出走する。
14日(土)の函館2歳Sに道営・ホッカイドウ競馬から参戦するシーギリヤガールは、
そのスターリングローズ産駒の1頭である。
このシーギリヤガールは6月5日(火)のフレッシュチャレンジ、
6月28日(木)の栄冠賞とデビューから2連勝の形で
函館2歳Sに駒を進めることになったのだが、
この2戦はいずれも門別競馬場のダートコースでのものだった。
芝コースは全くの未知数だ。
だから今までならば
「スターリングローズ産駒が芝コースで結果を残すことなど出来る筈がない」
とあっさりノーマークにしてしまうところだろう。
しかしアスカクリチャンの重賞制覇を見てしまった今、
「そんなに簡単に決めつけてしまってもいいのだろうか?」と悩んでしまう自分がいる。
今年は2歳オープンのラベンダー賞がなかったのでJRA勢は全てが1勝馬。
対するシーギリヤガールは重賞・栄冠賞を含めて2勝を挙げている。
相手は違うがもしかして・・・。
現役時代に挙げた14勝のうち13勝をダートコースで挙げているスターリングローズ。
このスターリングローズ産駒のアスカクリチャンが
芝2000メートルの七夕賞を制したことが話題となっている。
このアスカクリチャンの母父ダイナレターも
ダートコースで行われていた時代の1989年札幌記念や
同年の根岸Sを優勝するなど、
主にダート戦線で活躍した馬だったことも加わって、
こうした血統背景を持つアスカクリチャンの勝利に驚いた人は少なくなかったようだ。
スターリングローズは冒頭で書いた通り、
14勝中13勝をダートで挙げている。
しかし芝でも1勝を挙げているのだ。
2001年7月22日(日)の小倉9R日南特別(1000万下、芝1800メートル)を
1分49秒7というタイムで勝っている(鞍上は福永祐一騎手)。
だから芝コースの重賞では勝ち負け出来ないと考えるのは早計だったのかもしれない。
ダイナレターも同様に芝コースでは、
1986年に中山・芝1200メートルの新馬戦と
1987年に東京・芝2000メートルの秋嶺賞(900万下)の2勝を挙げている。
しかし血統は確率の世界である。
昨年2011年1月から今年の7月8日(日)までを集計期間として、
中央競馬におけるスターリングローズ産駒の戦績を調べてみた。
芝コースとダートコースのそれぞれにおいて、
以下のような戦績が残っている。
芝コース
(6・5・4・39、連対率20.4%)
ダートコース
(11・16・10・147、連対率14.7%)
一見すると「芝コースの方が連対率が高いじゃないか」
と思われるかもしれない。
しかし芝コースでの6勝のうち5勝はアスカクリチャンが挙げたもの。
集計期間中にアスカクリチャンは2着に1回、3着に2回入っている。
芝コースの戦績からアスカクリチャンによるものを除くと
「1・4・2・35」で連対率は11.9%。
やはりスターリングローズ産駒は父親同様、
ダートコースの方が実績を残していることになり、
「実は芝コースでも・・・」とは言い切れない気もする。
アスカクリチャンは特殊なケースという見方も出来るだろう。
果たしてあなたはどちらの見解を支持するだろうか?
ところで血統は不思議な「トレンド」を持つ事がある。
ある時期に集中して特定の産駒が活躍する事がしばしば起こる。
七夕賞と同じ2回福島競馬の4日目、
6月24日(日)の栗子特別(500万下、芝1700メートル)を勝った
ゴールドスマイルも実はスターリングローズ産駒だった。
もしかすると今、
スターリングローズ産駒に何らかのトレンドが出来つつあるのかもしれない。
この「トレンド」を信じる方に気になる話を一つ。
今週末の重賞競走にもスターリングローズ産駒が出走する。
14日(土)の函館2歳Sに道営・ホッカイドウ競馬から参戦するシーギリヤガールは、
そのスターリングローズ産駒の1頭である。
このシーギリヤガールは6月5日(火)のフレッシュチャレンジ、
6月28日(木)の栄冠賞とデビューから2連勝の形で
函館2歳Sに駒を進めることになったのだが、
この2戦はいずれも門別競馬場のダートコースでのものだった。
芝コースは全くの未知数だ。
だから今までならば
「スターリングローズ産駒が芝コースで結果を残すことなど出来る筈がない」
とあっさりノーマークにしてしまうところだろう。
しかしアスカクリチャンの重賞制覇を見てしまった今、
「そんなに簡単に決めつけてしまってもいいのだろうか?」と悩んでしまう自分がいる。
今年は2歳オープンのラベンダー賞がなかったのでJRA勢は全てが1勝馬。
対するシーギリヤガールは重賞・栄冠賞を含めて2勝を挙げている。
相手は違うがもしかして・・・。
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