(独り言)ダービーのファンファーレ
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今年3月27日(日)の事である。
この日の帯広競馬場では
ばんえい競馬におけるシーズン最後の大一番、
ばんえい記念が行われた。
ここ何年か、
ばんえい記念当日は帯広に駐屯する自衛隊の部隊による
ファンファーレや馬場入場の音楽が、
帯広競馬場を盛り上げていた。
しかし今年はその彼らの姿はなかった。
ファンファーレは昨年のばんえい記念の時に録音されたものが流れる。
理由は東日本大震災の被災地へ、
彼らも派遣されていたのだとか。
普段「自衛隊のファンファーレは府中でも帯広でも上手いねえ」なんて、
軽い気持ちで仲間と話をしてしまうのだが、
こうした事態が発生することで、
彼らが自衛隊員であるを再認識させられた気分になった。
自衛隊の部隊によるファンファーレ演奏と言えば、
中央競馬のG1でもお馴染みだ。
特にダービーは、毎年自衛隊の演奏だったと記憶している。
今年はどうするのだろう?
やはり被災地で救援活動中なのだろうか?
彼らがファンファーレの演奏をする日は、
昼休みにスタンド前での演奏がある。
JRAの公式サイトを見る限り、
今年はその昼休みの演奏に関する情報はない。
自粛の意味もあるかもしれない。
しかし、やはり本業が優先なのだろう。
仮に彼らによる生演奏がなかったとしても、
どうこう言える状況ではない。
でもだからこそ、ふと考えたことがある。
話は帯広でのばんえい記念の日に戻る。
この日は私も帯広へは行けず、
東京でのインターネットライブ中継での観戦となった。
そんな環境でも「昨年のファンファーレ」の音声には、
何とも言えない感慨があった。
現地で耳にされた方は、
より深く感じることが出来たかもしれない。
本来ならいる筈の彼らがいない状況に、
「日頃、競馬を楽しむことが出来る喜び」を感じたのは
私だけだろうか。
本当は生演奏とは違って、「劣化している」音声である。
他の重賞レース同様、
普通にファンファーレの音楽を流すことも出来た筈だ。
しかしその劣化もある「昨年の録音」でなければ感じることの出来ないモノを
認識した人も多かったのではないか。
JRAも同様の事をやってみてはどうだろうか?
自衛隊の部隊が来場できない事情を説明し、
その上で昨年のファンファーレ演奏時の録音音声を使用する。
これで東日本大震災被災地への想いを新たにすることも
出来るのではないだろうか。
実現すればばんえい記念と同様に、
いやそれ以上に心に残るダービーになりそうな気がするのだが。
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