(独り言)「負ける」からこそ面白い
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宝塚記念の顔ぶれを見ていて、
あることにお気づきの方はどのくらいいるだろうか?
出走する16頭のうち、
前走を勝っている馬はルーラーシップ1頭だけなのである。
(AJC杯を勝った後、阪神大賞典で出走取消になった
トーセンジョーダンを除く)
ブエナビスタも前走・ヴィクトリアマイルではアパパネに敗れているし、
エイシンフラッシュも天皇賞・春では
ヒルノダムールに先着を許している。
ローズキングダムも、トゥザグローリーも同様である。
それでも今年も豪華メンバーであることには変わりはない。
どの馬もこの宝塚記念に至るステップで、
注目を集めてきた馬ばかりである。
むしろ前走で期待を集めながら敗れたことで、
その雪辱戦に燃える馬たちが集まったことが
顔ぶれの豪華さに繋がっているようにも思える。
ブエナビスタの敗因は海外帰りと距離不足だろうか。
今度はマイルから2200メートルに距離が伸びる。
天皇賞・春に出走した馬たちの多くは、
逆に3200メートル戦という距離が敗因となった可能性がある。
2200メートル戦への距離短縮は好材料となるのではないか。
更に一方でドリームジャーニーのように
ステップとなる大阪杯で結果が出ず、
この宝塚記念まで時間をかけて立て直されるケースもある。
2年前の覇者のこの動向をどう見るか?
この視点から考えると、
違う視点で宝塚記念を考えることが出来るのかもしれない。
こうして考えると
「敗戦」は競馬を面白くする一つの要素であることがよく分かる。
実際には一つのレースで「勝つ」馬は
同着の場合を除けば1頭しかいない。
「負ける」馬の方が遥かに多いのだから、
「負けた理由」を分析する作業が
非常に重要であることは言うまでもないのだが、
これほどまでに前走での「敗因」が
予想をする上で重要な要素となっているG1レースも
珍しいように思える。
しかも春のグランプリである宝塚記念なのだ。
冷静に考えれば、
ディープインパクトのように勝ち続ける馬の方が珍しいのだけど。
「各馬の敗戦をどう見るか?」がポイントとなる宝塚記念、
競馬の本当の面白さが詰まっているようにも思える
このG1レースにご注目を!!
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