(独り言)1996年組
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3日(日)の京都6Rで和田竜二騎手が
JRA通算700勝を達成。
この700勝の中にはテイエムオペラオーで挙げた
G1・7勝を含む重賞28勝が含まれている。
700勝達成記念のインタビューを
グリーンチャンネルで見た。
その中で彼はこんな事を口にした。
「昨日は同期の柴田大知がG1を勝ったことで、
いい刺激を受けることが出来ました」
前日2日(土)に行われた中山グランドジャンプを制した
マイネルネオスに騎乗していたのは、
和田竜二騎手と同期の柴田大知騎手。
一時は勝ち星どころか、
騎乗機会にさえ恵まれなかったこともあっただけに、
このJ-G1勝ちは様々な想いがこみ上げてくるもので
あったに違いない。
号泣する彼の姿に、
感動を覚えた人も多かっただろう。
和田竜二騎手や柴田大知騎手が
デビューしたのは1996年。
この年デビューの新人騎手たちは、
何かと注目を集めることが多かった。
増沢由貴子騎手(旧姓牧原)や
現在は競馬メディアで活躍する細江純子さんなど、
JRA初の女性騎手がデビューしたのも
この1996年だった。
また柴田大知騎手は
弟で今年3月に引退した柴田未崎元騎手(現調教助手)と共に、
双子の騎手として注目を集めた。
そして何と言っても「天才」と呼ばれた福永洋一元騎手の息子、
福永祐一騎手がデビューしたのもこの1996年。
この福永祐一騎手がデビューする前、
東京競馬場で行われた模擬レース時に
パドックで「親父さんの分も頑張れ!!」と熱い声援を送っていた
年配ファンの姿を今でもよく覚えている。
当時の競馬メディアの中には彼らを
「花の96年組」と表現するところもあった。
そんな彼らも今年で16年目。
それぞれに色々な変化がある。
引退して競馬界を去った騎手もいる。
引退した騎手の中には、
前述の細江純子さんや常石勝義さんのように、
「取材者」に立場を変えて、
競馬との関わりを持つ人もいる。
2度の大きな落馬事故を経験するに至った
常石さんもこの1996年デビュー組の一人である。
一方で福永祐一騎手は、
現在全国リーディング2位。
この福永騎手について、
「名手の息子」としてのプレッシャーを抱えている点について、
競馬雑誌のインタビューで気遣うコメントを
柴田大知騎手が出していたのを思い出す。
そう言えば、当時彼らはお互いが重賞勝ちなどがあった際には、
祝福の電話をかけて讃え合っているという話を聞いたことがある。
今でも続いているのだろうか?
こんな事を書いてしまうのも、
彼がデビューした以前から競馬を始めているからなのだが、
そんな私にとっても
この「96年組」は非常に印象に残る世代である。
15年経ってもこうして彼らについての話題を
目にする機会があるということは、
やはりきっと競馬界にとっても特別な世代だったのだろう。
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