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(重賞回顧)2010年第46回七夕賞~優勝馬:ドモナラズ~

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小回りコースで直線の短い福島競馬場。
それでも横一線の叩き合いになる。
これがハンデ戦の面白さだ。
その横一線の一番外が、
最終週の芝コースで最も走り易かったことは確かだろう。
52キロという軽ハンデだったことも理由の一つだった可能性はある。
だがオープンに昇級してからはまだ馬券に絡んだことがない馬なのだ。
前走の福島テレビオープンで4着に入り、復調の兆しは感じられたが、
今回は重賞・七夕賞。
オープン特別とは相手が違う。
そんな実績のない単勝11番人気馬が大外一気の競馬で先頭ゴール。
実況のラジオNIKKEI・舩山陽司アナは
「どうにかなったドモナラズ!!」と思わず叫んだ。

波乱の結末に福島競馬場内は騒然となる。
だが一方で別の理由で驚きの声を上げていた人もいた。
鞍上は柴田善臣騎手。
2週間前には8番人気馬ナカヤマフェスタで宝塚記念を制し、
前の週はアロマカフェでラジオNIKKEI賞を勝利。
そして今度はドモナラズで七夕賞を制覇。
3週続けての重賞タイトル獲得である。
ナカヤマフェスタとドモナラズはいずれも人気薄だったことを考えると、
この3週連続重賞勝ちは「お見事!」と言わざるを得ない。

この2010年に柴田善臣騎手がJRAで勝った重賞競走は4つ。
その内の3つは6月下旬から7月上旬の短期間に挙げたものなった。
翌週のアイビスサマーダッシュではマルブツイースターに騎乗して3着。
4週連続重賞勝ちはならなかった。
しかしそのマルブツイースターは単勝16番人気。
その彼の「勢い」に注目した人も少なくなかっただろう。


2010年7月11日(日)
福島11R
第46回七夕賞(G3)
福島・芝2000メートル

1着4枠 8番ドモナラズ(52・柴田善臣) 2分0秒4
2着4枠 7番アルコセニョーラ(54・武士沢友治) クビ
3着5枠 9番サンライズベガ(55・松岡正海) 1/2
3着5枠10番バトルバニヤン(57・中舘英二) 同着
5着6枠12番トウショウシロッコ(56・吉田豊) クビ


 

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