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(重賞回顧)2002年第16回セントウルS~優勝馬:ビリーヴ~

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今年2012年のダービージョッキー・岩田康誠騎手。
2日(日)終了時点で、
JRAではG1(Jpn1)15勝を含む重賞47勝を挙げている。

その岩田康誠騎手がJRAで初めて獲得した重賞タイトルが
この2002年のセントウルSだった。
当時はまだ地方競馬所属騎手だった岩田康誠騎手。
しかしこのビリーヴには既に2度騎乗し、いずれも勝ち星を挙げている。
「岩田康誠」という名前を中央競馬のファン達が意識するようになったのは
この頃からだったと記憶している。

そしてこの勝利は園田・姫路競馬を知らない人たちにも
彼はその実力者であることを証明するきっかけとなった。
しかも1分7秒1というコースレコードでの勝ちっぷり。
派手なアピールとなったことは言うまでもない。

地方所属騎手だった岩田康誠騎手は
スプリンターズSではビリーヴの騎乗することが出来ず、
その手綱を武豊騎手に譲ることになる。
それでもその実力を無視できる筈がない。
この2年後には兵庫所属のままで、
中央の菊花賞をデルタブルースで勝利してしまった。
そして更にその2年後の2006年にはJRAに移籍している。

その後の岩田康誠騎手について、
ここで改めて語る必要はないだろう。
今では日本を代表するジョッキーの1人となった。
しかしその岩田康誠騎手が歩んだ道のりにおいて、
ビリーヴで制したこの年のセントウルSは
大きな意味を持つものとなったに違いない。

そのセントウルSから10年が経過した。
JRAの騎手事情はこの10年で大きく変化している。
もしかするとこのセントウルSは
その変化の始まりとなったレースなのかも、と時々思うことがある。
もちろん私が勝手に思っているだけなのだが。


2002年9月8日(日)
阪神11R
第16回セントウルS(G3)
芝1200メートル

1着1枠 1番ビリーヴ(54・岩田康誠) 1分7秒1
2着5枠 6番パイアン(54・服部剛史) 4
3着7枠10番カルストンライトオ(57・大西直宏) ハナ
4着5枠 5番テンシノキセキ(54・高橋亮) ハナ
5着8枠12番テンザンデザート(54・小池隆生) 1/2

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