(重賞回顧)2011年第12回ジャパンカップダート~優勝馬:トランセンド~
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「これがドバイワールドカップ2着の実力!!」と言ってしまうのは安易すぎるだろうか。
だが枠順が発表された時、
思わずニヤリとした穴党ファンもいた筈だ。
エスポワールシチーとトウショウフリークという、
簡単には前を譲ってもらえなさそうな馬がいる。
そんなメンバーを相手にトランセンドは大外枠を引いてしまったのだ。
「もしかして」と思った人は私だけではなかっただろう。
前走の大井・JBCクラシックでもスマートファルコンにハナを譲り、
最後まで捕まえることが出来ずに完敗(2着)という結果だったのだし。
だがその「もしかして」は
スタート直後の1コーナーで早くも幻となった。
大外枠であってもハナを奪いに行くトランセンドのスタイルには
全く変化はなかったのだ。
トランセンドがハナを主張した以上、
エスポワールシチーもトウショウフリークも
抵抗する訳にはいかない。
1000メートル通過は60秒9。
いつの間にかレースの流れは落ち着いたものとなってしまった。
完全にトランセンドの流れとなった。
苦しくなったのはその直後でマークを試みたエスポワールシチーの方だった。
直線に入るとその差は詰まるどころか、逆にどんどん広がっていき、
後方から追い込んできたワンダーアキュートにも並ばれる。
その差は2馬身。
トランセンドの完勝だった。
「ハナを奪えず、レースの主導権を握ることが出来ない?」
「スマートファルコンに敗れた前走に続いて連敗?」
その可能性に賭けた穴党ファンたちは
ドバイワールドカップ2着馬の実力に脱帽せねばならなかった。
トランセンドはこれでジャパンカップダート2連覇。
果たして今年は・・・?
2011年12月4日(日)
阪神11R
第12回ジャパンカップダート(G1)
阪神・ダート1800メートル
1着8枠16番トランセンド(57・藤田伸二) 1分50秒6
2着5枠 9番ワンダーアキュート(57・和田竜二) 2
3着3枠 6番エスポワールシチー(57・佐藤哲三) ハナ
4着2枠 4番ラヴェリータ(55・武豊) 1/2
5着7枠13番ダノンカモン(57・福永祐一) クビ
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