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(独り言)2年後の札幌は?

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2~3年前まで実際にあった話である。
札幌記念の頃に「札幌競馬場に行った」とか、
「現地で札幌記念を観戦する予定」などと書くと、
色々な方からこんなお誘いを頂いたものだった。

「札幌記念だけではなくて、
札幌2歳Sの頃にも札幌に来るといいよ。
飛行機もホテルもかなり安くなっているし」

当時の札幌2歳SはスプリンターズSの前日である。
つまり9月末、または10月の初めということになる。
「夏の北海道シリーズ」と言いつつ、
既に「夏」とは呼べない時期である。
さすがにこの土日が最終週ではあったのだが。

夏の新潟競馬、小倉競馬が終わり、
中央競馬の開催が中山・阪神に切り替わると、
競馬の暦も「秋」に変わる。
だが競馬場のターフビジョンや場内テレビを見れば、
札幌競馬場でのレースも放映されている。
そんな光景が何故か好きだった。
大好きな「夏競馬」の名残が「札幌競馬場からの映像」として残っている。
季節の変わり目とはいえ、連続性はあるのだから、
急に「先週までが夏で、今週からは秋」と区切ってしまう必要はない。
どこかに名残を残しつつ、少しずつ「秋競馬」になればいい。
最終週のスプリンターズSがやって来れば、
頭の中は完全に「秋のG1シーズン」になって、「夏」の事など忘れるのだし。

札幌競馬場のスタンド改修工事という事情もあるのかもしれない。
でも新潟や小倉と一緒に札幌まで開催を終わらせて、
「秋」に切り替えなくてもいいのに・・・。
中山競馬場内に札幌のファンファーレが響き渡るくらいが
「秋」の始まりにはちょうどいい感じなのに・・・。

次に札幌競馬場で競馬開催が行われるのは2年後。
再び馬が走るようになっても、
札幌競馬の開催は9月の第1週で終わってしまうのだろうか?
単なる「雰囲気」の問題だから、
「間違っている」と強く主張するつもりはない。
安易に「違和感」などと言ってしまうのは無責任かもしれない。
売上や経費など、JRAの経営と関連する部分もあるのだし。
何となく「寂しい」というだけのことである。
10年後、20年後の日本に「競馬」が存在し続ける為には、
我慢しなければならないこともたくさんあるのだろうし。

でもその「寂しい」という感覚には、
喪失感に似た何かが加わっているようにも思えてならない。
果たして2年後の札幌競馬は
どんな日程で開催されているのだろうか?
今から気になってしまうのである。

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