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(独り言)「ダビスタ」の思い出

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あるラジオ番組でたまたま知ったのだが、
7月15日(月・祝)は
任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」が発売されて
30年にあたる日だったそうだ。

その「ファミコン30周年」関連の記事を検索していたら、
こんなブロガーさんを見つけた。
ファミコンのゲームソフトで最もハマったのが「ダービースタリオン(ダビスタ)」だったらしい。
そのブロガーさんの他の記事を見る限り、競馬ファンではなさそうだ。
そんな人でも「ダビスタ」はハマってしまう存在だったようだ。

「ダビスタ」をきっかけに実際の競馬場に足を運ぶようになった、という人もいるに違いない。
あの当時の競馬雑誌などを見ると、
「騎手になったきっかけ」が「ダビスタ」だったとインタビューで語る騎手もいた。
もしかすると厩務員や牧場関係者の中にも、
「ダビスタ」の影響を受けた人もいたに違いない。

各プレイヤーがゲーム上で育成した競走馬を対戦させるシステムを利用して、
大井競馬場の大型モニターを使った「大会」が企画されたことがあった。
行なわれたのは大井競馬開催日で、
設定されたコースも大井のダートコースだったことを記憶している。
リアルの「競馬」にも影響を与えていたゲームだった。
一方で騎手や競走馬の実名使用が問題になり、裁判沙汰になったりもしたのだけど。

私もこの「ダビスタ」を楽しんだ時期があった。
当時務めていた会社の先輩社員で寝不足になるほどハマった人がいて、
どんなゲームなのだろうと思い、ファミコン本体とこの「ダビスタ」を購入した。
この世に「ダビスタ」が出現する以前から競馬場通いをしていて、
「リアル」の面白さを知っていただけに、
寝不足になるほど「ダビスタ」にハマる、ということはなかった。
でもよく考えられたゲームだったと思う。
私の楽しみ方は「なるべくリアルに」が基本だったので、
未勝利戦を勝ち上がるのに時間がかかる馬を生産してしまってもリセットしたりせず、
「古馬になって、ローカルG3を勝てるぐらいの馬にならないかなあ」
とか考えながら、ゲームを進行していた。
初めて勝った重賞競走は父内国産馬限定の福島・カブトヤマ記念。
これはどういう訳か、今でもはっきりと覚えている(笑)。

この記事を書くにあたり、
今回「ダビスタ」について改めて検索して調べてみたが、
現在も携帯版などが出ているのだそうだ。
色々トラブルもあったし、
今でも時々「ダビスタ」的な考え方に対する批判を目にする事もある。
しかし、多くの人に「競馬」への関心を呼び起こしたゲームでもある。
個人的にはこれほど現実の「競馬」に影響を与えた
「競馬文化」的な存在も珍しいと思う。


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