[競馬ニュース]「しかし、王者は違う!!」障害界の絶対王者・オジュウチョウサンが東京ハイジャンプを制して、障害重賞7連勝

15日(日)の東京11R東京ハイジャンプ(J-G2)は、タマモプラネット(6番人気)が2番手を大きく引き離し、大逃げの展開に。障害重賞6連勝中のオジュウチョウサン(1番人気)は、タマモプラネットから大きく離された3番手でレースの流れに乗る形となった。

2度目の向正面に入っても、タマモプラネットは大きなリードを築いたまま。連続障害を過ぎ、3~4コーナーの中間にある障害を飛越した後も、その差はなかなか詰まらない。だがオジュウチョウサンに慌てる素振りは全くなかった。オジュウチョウサンは4コーナーの手前で2番手に浮上すると、最後の直線にある置き障害をクリアしたあたりでタマモプラネットを射程圏内に。そしてオジュウチョウサンは残り200メートルのハロン棒を過ぎたところでタマモプラネットを交わすとそのまま、その差を一気に広げる。前半、タマモプラネットが築いた大きなリードは何だったのか?「しかし、王者は違う!!」と叫んだ、ラジオNIKKEI・山本直アナウンサーの実況の通り、オジュウチョウサンは2着以下を大きく突き放す走りだった。最後は後続に2秒0差の圧勝劇。勝ちタイムは3分32秒5(障害・芝3110メートル、馬場状態は重)。大きく離された2着にはグッドスカイ(2番人気)が浮上。逃げたタマモプラネットは3着に粘り込み、シンキングダンサー(3番人気)は8着に敗れた。

勝ったオジュウチョウサンはステイゴールド産駒の6歳牡馬。これで昨年の中山グランドジャンプ、東京ジャンプS、東京ハイジャンプ、中山大障害、今年の阪神スプリングジャンプ、中山グランドジャンプに続き、障害重賞7連勝となった。過去に障害重賞7連勝を達成した馬は、グランドマーチス、バローネターフ、コウエイトライの3頭。オジュウチョウサンは史上4頭目の快挙を達成し、日本の障害競走史にその名を刻む存在となった。

同馬の全兄ケイアイチョウサンは2013年のラジオNIKKEI賞を制している。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

開催競馬場・今日の出来事(10月15日)(JRA公式サイト)より

記事下広告

[広告]

-・中央競馬, 競馬ニュース