[競馬ニュース]キセキが雨中の大激戦となった菊花賞を制す
22日(日)の京都11R菊花賞(G1)は、台風接近に伴う激しい雨の中での一戦となった。走っている馬たちの脚元からは水しぶきと土埃が上がる状態で、特に馬場の内側は状態が悪く、出走する各馬はその内側を避けて回るレースだった。
どの馬も馬場の中央から外を回る中、3コーナーの坂を下る際に馬群の更に外を回ったキセキ(1番人気)が最後の直線で抜け出して先頭に立ち、そのまま後続に2馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは3分18秒9(芝3000メートル、馬場状態は不良)。2着にはクリンチャー(10番人気)、3着にはポポカテペトル(13番人気)がそれぞれ入り、ミッキースワロー(3番人気)は6着、アルアイン(2番人気)は7着にそれぞれ敗れた。
勝ったキセキはルーラーシップ産駒の3歳牡馬。今年3月の毎日杯で3着、前走の神戸新聞杯で2着という戦績が残っているが、タイトルを獲得したのは今回が初めてで、重賞初勝利がG1タイトルとなった。通算では4勝目。