[競馬ニュース]岩手の名牝サイレントエクセルの仔、チャイヤプーンが寒菊賞(水沢)を制して重賞初制覇/フェデラリスト産駒としても重賞初勝利
10日(日)の水沢10R寒菊賞(M3)は、逃げるスターギア(2番人気)をゴール手前で交わしたチャイヤプーン(1番人気)が、後続に2馬身1/2差をつけて先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは1分42秒8(ダート1600メートル、馬場状態は稍重)。スターギアは2着に粘り込み、3着にはスターキヨミツ(3番人気)が入った。
勝ったチャイヤプーンはフェデラリスト産駒の2歳牡馬。フェデラリスト産駒の重賞勝利は、地方・中央を通して初めてとなる。現2歳世代が初年度産駒だった。チャイヤプーン自身は8月に道営・ホッカイドウ競馬でデビュー。道営では2勝を挙げている。10月に門別で2勝目を挙げた後に岩手に移籍。移籍後の初戦だった前走の知床賞は3着だったが、2度目の重賞挑戦で初の重賞タイトルを獲得した。通算では3勝目。
同馬の母サイレントエクセルは2006年と2007年のビューチフル・ドリーマーカップを連覇するなど、岩手で重賞6勝を挙げている。2006年には、当時は交流G1だったダービーグランプリで、JRA勢を相手に3着に入った実績もある。