[競馬ニュース]復活!!やはりこの馬は強かった・・・、帰ってきたソルテがゴールドカップ(浦和)を制して重賞10勝目
昨年のさきたま杯を制するなど、重賞9勝の実績を持つソルテ(大井・3番人気)が、20日(水)の浦和10Rゴールドカップ(S2)に帰ってきた。まさかの大敗を喫した、今年3月のフジノウェーブ記念(10着)以来の実戦である。馬体重はフジノウェーブ記念から10キロ増えて508キロ。パドックを歩く姿を見ていると、幾分太いように思えてくる。そして気合乗りもイマイチ・・・。鞍上の吉原寛人騎手(金沢)も、状態面については半信半疑のようだった。
4コーナーから最後の直線に入ったところで、そのソルテが先頭に立つ。外からキタサンミカヅキ(船橋、2番人気)が、更に外からケイアイレオーネ(大井、1番人気)が並びかけようとする。だが、ソルテはなかなか前を譲ろうとはしない。3頭の叩き合いはゴール板まで続く、3頭は横一線でゴール。激しい叩き合いだった。際どいレースだった。だが、着順表示板の1番上には、ソルテの馬番である「10」という数字が・・・。ソルテが粘り切ったのだ。ソルテが自らの復帰戦を勝利で飾ったのだ。このメンバーでは、やはりソルテが一番強かったのだ。
勝ちタイムは1分27秒8(ダート1400メートル、馬場状態は稍重)。2着のケイアイレオーネも、3着のキタサンミカヅキも同タイムだった。だが、ソルテがアタマ差でケイアイレオーネを振り切った。ケイアイレオーネとキタサンミカヅキはハナ差だった。
勝ったソルテはタイムパラドックス産駒の7歳牡馬。2012年のハイセイコー記念、2013年のニューイヤーカップ、2015年の川崎マイラーズ、京成盃グランドマイラーズ、サンタアニタトロフィー、マイルグランプリ、ゴールドカップ、昨年のフジノウェーブ記念、さきたま杯に続いて、10個目の重賞タイトルを獲得した。このレースは2015年にも勝利しており、2度目の制覇となる。
同馬の全弟トウケイタイガーは今年の園田ウインターカップ、東海桜花賞、かきつばた記念、園田チャレンジカップを制している。