[競馬ニュース]武豊騎手に真っ向勝負を挑む山本聡哉騎手(岩手)、だがその壁は厚く、そして高く・・・、グレイスフルリーフが兵庫ゴールドトロフィー(園田)を制す
3コーナーで先頭に立った武豊騎手騎乗のグレイスフルリーフ(JRA、4番人気)に、外から果敢に並びかけようとする山本聡哉騎手(岩手)騎乗のラブバレット(岩手、2番人気)。27日(水)の園田10R兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)は勝負どころで地方競馬ファンにとっては、非常に熱いシーンが出現する。山本聡哉騎手が武豊騎手に真っ向勝負を挑んだのだ。
だがJRA勢の壁、そして日本を代表する名手の壁は厚く、そして高かった。最後の直線で武豊騎手とグレイスフルリーフは、山本聡哉騎手とラブバレットを突き放し、1馬身1/2差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは1分28秒4(ダート1400メートル、馬場状態は稍重)。ラブバレットはサイタスリーレッド(JRA、1番人気)にクビ差まで詰め寄られながら、何とか2着を確保。大健闘だが、山本聡哉騎手の胸中には、悔しさしかなかったに違いない。レーザーバレット(JRA、3番人気)は4着に敗れた。
勝ったグレイスフルリーフはゴールドアリュール産駒の7歳牡馬。昨年のサマーチャンピオン(佐賀)に続く、2つ目の重賞タイトルを獲得した。通算では9勝目。今年の黒船賞(高知)で3着に入っている。