[競馬ニュース]3歳馬ケイティブレイブが白山大賞典(金沢)を制して重賞2勝目

4日(火)の金沢11R白山大賞典(Jpn3)で最もいいスタートを切ったのは、武豊騎手騎乗のケイティブレイブ(JRA、1番人気)だった。一方、ミルコ・デムーロ騎手騎乗のモンドクラッセ(JRA、2番人気)は出遅れて後方に。だが、ミルコ・デムーロ騎手にはケイティブレイブを楽に逃がす訳にはいかない、という考えがあったに違いない。モンドクラッセに気合いを入れ、スルスルと外からケイティブレイブを交わしてハナを奪いに行く。武豊騎手とケイティブレイブは、ミルコ・デムーロ騎手とモンドクラッセを先に行かせて、2番手に控える作戦に。この2頭の直後にはアムールブリエ(JRA、3番人気)、ストロングサウザー(JRA、4番人気)、トラキチシャチョウ(JRA、5番人気)とJRA勢が続く。このJRA勢5頭の直後を東海ダービー馬カツゲキキトキト(愛知、6番人気)が追走、何とかJRA勢に食らいつこうと試みる。

レースは1周目の正面スタンド前を過ぎ、1コーナー、2コーナー、そして向正面へ。向正面から3コーナーへ入ったところで、ミルコ・デムーロ騎手とモンドクラッセは後続との差を広げようと試みる。だが武豊騎手とケイティブレイブもこのペースアップに付いていく。この2頭の差は徐々に詰まり、馬体が並ぶ形で4コーナーから最後の直線へ。モンドクラッセの脚色は既に一杯となっていた。残り200メートルのハロン棒を過ぎたところで、ケイティブレイブがモンドクラッセを交わして先頭に。その後方から、アムールブリエとストロングサウザーもケイティブレイブを追いかける。だがその差はなかなか詰まらなかった。最後はケイティブレイブが後続に1馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過。勝ちタイムは2分15秒1(ダート2100メートル、馬場状態は良)。2着はアムールブリエ、3着はストロングサウザーとなり、逃げたモンドクラッセは4着に。そして5着にはトラキチシャチョウが入り、このレースに出走したJRA勢5頭がそのまま掲示板を独占した。カツゲキキトキトはトラキチシャチョウから2馬身差の6着。JRAのオープンクラスが相手だと、まだこれが精一杯なのかもしれない。

勝ったケイティブレイブはアドマイヤマックス産駒の3歳牡馬。今年5月の兵庫チャンピオンシップに続いて、2つ目の重賞タイトルを獲得した。この兵庫チャンピオンシップを制した後は、ジャパンダートダービーで2着、レパードSで2着、前走のオープン特別で2着と、あと一歩のレースが続いていた。武豊騎手とはジャパンダートダービー、レパードSに続いて3度目のコンビだった。兵庫チャンピオンシップを制した時は、川原正一騎手(兵庫)が手綱を取っていた。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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