［競馬ニュース］この日は「黃・紫三本輪・白袖」で文男ダンス！！ニシノラピートが東京シンデレラマイル（大井）を逃げ切り勝ち／的場文男騎手（大井）は最高齢重賞勝利記録を６１歳３ヶ月２３日に更新
「黃・紫三本輪・白袖」という服色を見ると、中央競馬のファンならすぐに「ニシノ」「セイウン」の勝負服だ、と気づくだろう。だが、３０日（土）の大井１０Ｒ東京シンデレラマイル（Ｓ３）でハナに立ったニシノラピート（大井、１１番人気）の鞍上がこの勝負服を着ていると、「逃げている騎手は誰？」と思った人も多かったに違いない。しかし、このニシノラピートが４コーナー手前で後続を突き放したあたりから、この「黃・紫三本輪・白袖」を着用している騎手が誰なのか、大井競馬場にいたファンはすぐに気づくことになる。
馬上で上下に激しく動く姿、そして渾身のステッキを飛ばす姿、他の誰でもない、的場文男騎手（大井）だった。いつもの「赤・胴白星散し」でなくても、あの「文男ダンス」は健在だった。その的場文男騎手とニシノラピートは、そのまま後続に５馬身差をつけて逃げ切り勝ちを決めた。勝ちタイムは１分４０秒９（ダート１６００メートル、馬場状態は良）。２着にはパーティードレス（大井、５番人気）が、３着にはグラスサファイヤ（川崎、１０番人気）がそれぞれ入り、３連単の払戻金は２，４０５，６１０円という大波乱に。アップトゥユー（川崎、３番人気）は６着、ラインハート（大井、１番人気）は７着、ステップオブダンス（大井、２番人気）は８着にそれぞれ敗れた。
勝ったニシノラピートはサウスヴィグラス産駒の６歳牝馬。今年４月のしらさぎ賞（浦和）に続く２つ目の重賞タイトル獲得となった。通算では９勝目。
なお、的場文男騎手はこの勝利で、自身が持つ最高齢重賞勝利記録を、６１歳３ヶ月２３日に更新した。