[日記]貴乃花親方のインタビュー番組を見て
2018/02/09
前日付でも書いた通り、7日(水)は「待ち」の1日だったりしたモンで、テレビ朝日系列で放送されていた、貴乃花親方の独占インタビューもつい見てしまいました。見ている間に、待っていた連絡がようやくあったりしたのですが・・・。
聞き手が山本晋也さんだとは思いませんでした。山本カントクを久しぶりに見ました(笑)。昔、テレビ朝日系列の「トゥナイト」に出ていた人だから?まあ、そんな話はどーでもいいですが(笑)。
まじめな感想を書くと、「貴乃花親方の言い分だけをタレ流してもなあ・・・」といったところでしょうか。この事件について思う所は、以前にもこんな形で書いたことがあります。
私の考えはどちらかと言うと、貴乃花親方寄りではあります。それでも、この番組構成はどうかと・・・。ただ、日本相撲協会側の言い分は、これまでもメディアで流れていますから、「これまで報じられていた話は、事実関係が少々違うよ」という意味に受け止めるべきなのかもしれませんが。一方で、日本相撲協会という組織は、親方や力士のテレビ出演等について、他のスポーツ競技団体と比較しても、非常に厳しい条件をつける組織ですので、こんな内容の番組をよく制作できたな、という印象もあります。
「世の中、相撲なんかよりも大事な話はたくさんあるだろう。どうして、相撲なんかにこんなに時間を費やすのか?」というご意見もあるでしょう。ただ、相撲の部屋制度は、競馬の厩舎制度とよく似た部分がありますので、競馬Webサイト管理人としても、注目して見ざるを得ない、というか、注目すべき要素はいくつかあるような気がします。かつて、競馬界で発生した「木刀事件」も、似たような背景を持つ事件だったのですし。
番組の中で「相撲道」という言葉が何度か出てきて、少々気になりました。この「~道」というモノがクセモノだと思っています。いや、立派な考えだと思いますよ。しかし、これだけ長い歴史があって、多くの人が相撲界に関わっていれば、その解釈は様々なのが現状ではないでしょうか。時代によって変化する部分もあるでしょうし。
私は競馬に関して、このサイト上で何度か、こんな話を書いたことが書いたことがあります。私は、調教師や騎手の方と直接話をする機会はそれほど多くありませんが、話を聞く度に思うことがあります。一口にホースマンと言っても、調教師という立場の人が10人いれば、10通りの考え方があって不思議はありません。騎手も同様です。ファンはメディアを通して、固定した考え方を持って見てしまいますが、話を直接聞いたり、メールやSNSでやり取りすると、「こういう考え方の人もいるのか」と驚きますよ。メディアというフィルターを通すと、何故かそんな多様性が見えて来ないのですが・・・。
立場の違い、置かれている環境の違いによっても変化するのかもしれません。中央競馬と地方競馬でも微妙に違いますし、その時点での成績によっても変化するものなのでしょう。ビジネスですから、話をしている相手によっても違いが生じる可能性があります。あるオーナーさんに「契約エージェント」の名刺を持たされて、「オーナー側の人」として接した時には、「競馬Webサイト管理人」として接した際との違いをかなり感じることができましたし。
結局のところ、その多様性を「~道」でひとつにまとめようとするから、問題が生じるのではないでしょうか。師匠の教える「道」が違えば、弟子の態度は変わります。外国人力士もいるのですから、その多様性を理解できる組織づくりが、相撲界にも、競馬界にも、求められているのではないかと。恐らく、外国人がいなくても、同様の事件は発生すると思いますよ。競馬界の「木刀事件」は、日本人同士によるトラブルだったのですし。
競馬とは直接的には関係のない話なのに、長々と書いてしまいました。申し訳ありません。この話、競馬にも関係する部分でもう少し書いておきたいことがありますので、それは明日以降に、ということでひとつ。
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