[日記]「センニミヤキネン」って、覚えていますか?
9日(金)の夜、Twitterにこんなツイートをしたのですが、
そうか、冬季オリンピックが始まっているのか(あまり興味なし―笑)。
— 菅野一郎(競馬Webサイト管理人) (@Ichiro_Kanno) 2018年2月9日
「興味がない」というより「オリンピックなんか観ている暇がない」と書いた方が正解かもしれません。JRAがスピードスケートのショートトラックなどで勝馬投票券、いや勝人投票券を発売してくれれば、無理にでも時間を作るかもしれませんが(笑)。代わりに冬季五輪と競馬に関するネタをひとつ。
「センニミヤキネン」って、覚えていますか?海外のスキージャンプ選手のような名前ですよね。でも「ミヤキネン」って、もしかして宮記念(高松宮記念)のこと?
そうなのです。あれは2006年のことでした。「センニミヤキネン」とは、JRA中京競馬場がPR用に出現させた「非公式キャラクター」なのです。キャラ設定がユニークだったことを覚えています。確か、彼は北欧のスキージャンプ選手でした。でも好きな歌は何故か、麻丘めぐみさんの「わたしの彼は左きき」だったのです。中京は左回りコースですからね(笑)。そして、プロフィールの一番最後に書かれていた特徴を見て、思わず吹き出したことを覚えています。
-「ミヤハイ」と呼ばれるとヘコむ-
そうだよな、ヘコむよなあ・・・(笑)。高松宮記念というレースは、1997年までは「高松宮杯」というレース名でした。私が競馬初心者だった頃は、「ミヤハイ」と呼んでいる人が多かったのです。JRAもこんなキャラクターをよく作ったよなあ・・・(笑)。
そもそも「非公式キャラクター」って何やねん?という話なのですけどね。この頃、JRAでは一部の競馬場が独自で「非公式キャラクター」を作る、というトレンドがあったのです。札幌競馬場と函館競馬場が、夏の北海道シリーズで当時実施していた「はくぼ競馬」のPRに「くぼ君」という非公式キャラクターを登場させたり、新潟競馬場が「長井千米太(ながい・せんめーた)」という非公式キャラクターを作ってしまったり・・・。
当時はターフィーでは物足りなかったのです(笑)。ブランディングなんてクソ食らえ!!と言ったところだったのだろうなあ。今、広告代理店の人間が「非公式キャラクター」などというキーワードを企画書に書いたら、恐らく半殺しの目に遭いますよ(笑)。いい意味でユルさがあったのです。私みたいなチンピラがインターネット上でイジっても、誰も文句を言わなかったし・・・。
もう、ユルさがあったあの頃に戻ることは出来ないのでしょうね。そう考えると、少し寂しいです。
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