[競馬ニュース]ウインブライトが中山記念を制して重賞3勝目
マルターズアポジー(6番人気)が出走するなら、緩い流れの競馬になる筈はない。そう考えて馬券を購入した人も多かったのではないだろうか。だが、このマルターズアポジーと同型のマイネルハニー(7番人気)がスタートで出遅れたことで、マルターズアポジーが単騎逃げの形となり、1000メートル通過は59秒2。この流れなら、マルターズアポジーは自分のペースでの逃げと言える。
レースはマルターズアポジーが最後の直線に入っても前で粘り込む展開に。ゴール手前でこのマルターズアポジーをウインブライト(2番人気)が捕まえ、この2頭の間をアエロリット(5番人気)も突いてくる。この3頭が並ぶ形でゴール板を通過、着順はウインブライト、アエロリット、マルターズアポジーの順番となった。勝ちタイムは1分47秒6(芝1800メートル、馬場状態は良)。ペルシアンナイト(1番人気)は、前が止まらない流れの中、5着まで浮上するのが精一杯。ヴィブロス(3番人気)は見せ場なく、8着に敗れた。
勝ったウインブライトはステイゴールド産駒の4歳牡馬。昨年のスプリングS、福島記念に続いて、3つ目の重賞タイトル獲得となった。前走の中山金杯は2着だった。2016年11月に未勝利戦を勝利した時から、松岡正海騎手が手綱を取り続けている。
同馬の全姉ウインファビラスは2015年の新潟2歳S、阪神ジュベナイルフィリーズでいずれも2着に入っている。
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