[競馬ニュース]単勝23,430円の大波乱!!兵庫のエイシンヴァラーが黒船賞(高知)を制す
ハナに立ってレースを引っ張っていたグレイスフルリープ(JRA、3番人気)の脚色が4コーナーで怪しくなり、内側からブルドッグボス(浦和、2番人気)が、外側からエイシンヴァラー(兵庫、9番人気)がグレイスフルリープに並びかけるという、意外な展開となった、20日(火)の高知5R黒船賞(Jpn3)。
最後の直線では、グレイスフルリープが馬群に飲み込まれ、ブルドッグボスとエイシンヴァラーの地方馬2頭に、内ラチ沿いからキングズガード(JRA、1番人気)が加わり、この3頭が叩き合う形のまま、横一線でゴール板を通過。軍配は3頭のうち、外側で首一つ分前に出ていたエイシンヴァラーに上がった。勝ちタイムは1分27秒2(ダート1400メートル、馬場状態は不良)。2着はキングズガード、3着はブルドッグボスで、グレイスフルリープは5着に敗れた。
勝ったエイシンヴァラーはサウスヴィグラス産駒の7歳牡馬。2013年にJRAでデビュー。JRAでは6勝を挙げている。昨年の夏に南関東・浦和に移籍。更に秋からは兵庫の所属となった。昨年の笠松グランプリで2着、兵庫ゴールドトロフィーで5着という戦績を残していたが、重賞タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。重賞初勝利がダートグレードレースとなった。黒船賞を地方所属馬が制したのは、第1回(1998年)のリバーセキトバ以来となる。単勝の払戻金は23,430円という、大波乱の決着となった。
エイシンヴァラーの半弟エイシンバッケンは、昨年の根岸Sで3着、フェブラリーSで4着にそれぞれ入っている。
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