[競馬ニュース]上がり33秒2で追い込み勝ち/アーモンドアイが桜花賞を制す

単勝オッズ1.8倍という、断然の1番人気に支持されたラッキーライラックが道中3番手のポジションでレースを進め、最後の直線に入り、残り200メートルのハロン棒を過ぎたところで先頭に立つ。8日(日)の阪神11R桜花賞(G1)で、この展開を読み切ることができた人は多かったに違いない。

だが、ドラマがその先で始まる。馬群の外から猛然と追い込む馬の姿が・・・。アーモンドアイ(2番人気)だった。アーモンドアイはラッキーライラックを並ぶ間もなく交わすと、1馬身3/4差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムの1分33秒1(芝1600メートル、馬場状態は良)は桜花賞レコードを更新するものだった。上がり3ハロンは33秒2。メンバー中、33秒台でまとめた馬はアーモンドアイだけだった。3着にはリリーノーブル(3番人気)が入り、上位人気馬3頭で順当に決まった桜花賞となった。

勝ったアーモンドアイはロードカナロア産駒の3歳牝馬。1月のシンザン記念を勝利して以来の実戦で、重賞2勝目が初のG1タイトル獲得となった。昨年10月の未勝利戦からは3連勝となる。

同馬の母フサイチパンドラは2006年のエリザベス女王杯を制している。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

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