[競馬ニュース]ハナは絶対に譲らない!!杉浦健太騎手(兵庫)騎乗のマイタイザンが兵庫大賞典(園田)を逃げ切り勝ち
4日(金・祝)の園田11R兵庫大賞典は、スタート直後に勝敗を左右する大きなポイントがあった。
好スタートを決めたのは、杉浦健太騎手(兵庫)騎乗のマイタイザン(2番人気)だった。このマイタイザンに内側から大山真吾騎手(兵庫)が手綱を取るアサクサセーラ(7番人気)が並びかけ、プレッシャーをかけようとする。だが、杉浦健太騎手はハナを主張し、引く気配を見せない。その騎乗ぶりを見て、大山真吾騎手はマイタイザンと杉浦健太騎手の直後に控えざるを得なかった。
これでマイタイザンと杉浦健太騎手は楽になった。2度目の向正面で田中学騎手(兵庫)騎乗のキクノソル(1番人気)がスパートし、3コーナーでマイタイザンの直後まで迫ったが、手応えが良かったのはマイタイザンの方だった。4コーナーから最後の直線に入ったところで、マイタイザンはキクノソルを突き放し、2馬身1/2差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは2分2秒3(ダート1870メートル、馬場状態は良)。3着にはエイシンニシパ(3番人気)が浮上し、アサクサセーラも4着に粘り込んだ。
勝ったマイタイザンはファスリエフ産駒の5歳牡馬。2015年の兵庫若駒賞、2016年の西日本ダービー、昨年の摂津盃、今年の新春賞に続いて5つ目の重賞タイトルを獲得した。通算では14勝目。
[広告]