[競馬ニュース]ケイアイノーテックがNHKマイルカップを制す/藤岡佑介騎手はJRA・G1初制覇
6日(日)の東京11R・NHKマイルカップ(G1)は、前半3ハロン34秒4、1000メートル通過58秒0という流れのレースとなり、最後の直線での決め手比べが勝敗を決する形となった。この決め手比べを制したのは、藤岡佑介騎手騎乗のケイアイノーテック(6番人気)だった。勝ちタイムは1分32秒8(芝1600メートル、馬場状態は良)。上がり3ハロンは33秒7。34秒を切る決め手で上がってきたのは、このケイアイノーテックだけで、馬群の外から鋭く伸びての勝利となった。
ケイアイノーテックからクビ差の2着はギベオン(2番人気)が、そのギベオンからアタマ差の3着はレッドヴェイロン(9番人気)で、タワーオブロンドン(1番人気)は最後の直線で前が壁になり、12着と大敗。逃げたテトラドラクマ(3番人気)は馬群に飲み込まれて、14着という結果に終わった。
勝ったケイアイノーテックは、ディープインパクト産駒の3歳牡馬。これまで重賞では、昨年のデイリー杯2歳Sで3着、朝日杯フューチュリティSで4着、前走のニュージーランドトロフィーで2着という戦績が残っているが、タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。通算では3勝目。
鞍上の藤岡佑介騎手は、これがJRAでは初めてのG1勝利となった。地方競馬では、2010年のJBCスプリント(Jpn1、船橋)をサマーウインドで制している。また、同騎手の弟、藤岡康太騎手も2009年にジョーカプチーノでNHKマイルカップを制し、G1初勝利を果たしている。
ケイアイノーテックの母ケイアイガーベラは、2010年のプロキオンSと2011年のカペラSを制している。
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