[競馬ニュース]JRAで2戦2勝?桜花賞(浦和)も勝った?そんなの関係ありません!!グラヴィオーラが東京プリンセス賞(大井)を制し、南関東の、そして地方競馬のプライドを主張

JRAで2戦2勝。そんな実力馬が南関東に移籍し、3月の桜花賞(浦和)を制してしまったことで、南関東ファンの間で議論となったプロミストリープ(大井、1番人気)。10日(木)の大井11R東京プリンセス賞(S1)で、このプロミストリープの単勝オッズは1.2倍。多くの注目を集める存在となるのは仕方がないところだった。レースは逃げるストロングハート(川崎、3番人気)を直後2番手でマークしたプロミストリープが3コーナーでストロングハートに並びかける展開に。ここで前に並んだプロミストリープは、果たして後続をどれだけ突き放すのか・・・?

しかし、そのプロミストリープの外から並びかけてくる馬がもう1頭。昨年の東京2歳優駿牝馬を制したグラヴィオーラ(船橋、2番人気)だった。4コーナーから最後の直線に入ったところでは、グラヴィオーラの方が前に出ていた。プロミストリープも内側から応戦し、2頭による叩き合いの展開に。だが、残り200メートルのハロン棒付近でグラヴィオーラはプロミストリープを突き放し、最後は7馬身差をつけてゴール板を通過。その姿は「JRAでどんなに実績を残しても、主役の座は譲らない」と、南関東で、そして地方競馬で実績を残してきた馬としてのプライドを主張しているように見えた。勝ちタイムは1分53秒1(ダート1800メートル、馬場状態は不良)。プロミストリープは2着を獲得するのが精一杯。3着にはゴールドパテック(川崎、7番人気)が浮上。ストロングハートは4着だった。

勝ったグラヴィオーラはサウスヴィグラス産駒の3歳牝馬。前述した東京2歳優駿牝馬に続いて、2つ目の重賞タイトル獲得となった。道営・ホッカイドウ競馬に所属していた昨年は、フルールカップで3着、リリーカップで2着、エーデルワイス賞で2着にそれぞれ入っていた。2走前のユングフラウ賞では2着、前走の桜花賞(浦和)では3着だった。

同馬の母カクテルラウンジは、2008年のオパールカップ(盛岡)を制している。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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