[競馬ニュース]逃げたのはテイエムジンソクではなく・・・、サンライズソアが平安Sを逃げ切り勝ち
19日(土)の京都11R平安S(G3)で、多くの人はハナに立ってレースを引っ張るのはテイエムジンソク(2番人気)だと思っていたに違いない。そのテイエムジンソクはいつもの通り、好スタートを決める。だが外からサンライズソア(7番人気)が並びかけると、テイエムジンソクの鞍上・古川吉洋騎手はミルコ・デムーロ騎手が手綱を取るサンライズソアにあっさりと前を譲った。
この展開を予想していなかった人は多かったに違いない。古川吉洋騎手はその後も手綱を引っ張り続けている。初めから待機策だったということか。いずれにしても、これでサンライズソアとミルコ・デムーロ騎手は楽になった。4コーナーから最後の直線に入っても、脚色は全く衰えることなく、最後は後続に1馬身1/2差で逃げ切り勝ちを決めた。勝ちタイムは1分57秒3(ダート1900メートル、馬場状態は稍重)。2着にはクイーンマンボ(3番人気)が、3着にはクインズサターン(5番人気)がそれぞれ入り、6連勝中で単勝オッズ1.7倍という断然の1番人気に支持されていたグレイトパールは5着、テイエムジンソクは6着にそれぞれ敗れた。
勝ったサンライズソアはシンボリクリスエス産駒の4歳牡馬。3月の名古屋大賞典に続き、2つ目の重賞タイトル獲得となった。昨年のジャパンダートダービーで2着に入っている。
[広告]