[競馬ニュース]中団からの競馬で2冠達成!!アーモンドアイがオークスを制す

20日(日)の東京11Rオークス(G1)で単勝オッズ1.7倍という断然の1番人気に支持された桜花賞馬アーモンドアイ。桜花賞の時は馬群の後方からのレースで、最後の直線で決め手を活かす、という内容の競馬だったが、この日は中団で流れに乗った。鞍上のクリストフ・ルメール騎手によると、返し馬の段階からテンションが高めだったので馬の行く気に任せるつもりだったようだが、思ったより前のポジションになったことに、同騎手自身も驚いていたとのこと。

だが、クリストフ・ルメール騎手は、アーモンドアイの距離適性については、全く疑問を持っていなかったとのこと。アーモンドアイが最後の直線で見せた決め手は、そのクリストフ・ルメール騎手が革新した通りのものだった。先に抜け出していたリリーノーブル(4番人気)を残り200メートルのハロン棒付近で交わすと、そのまま後続に2馬身差をつけて先頭でゴール。危なけない勝ちっぷりで牝馬3冠を達成した。勝ちタイムは2分23秒8(芝2400メートル、馬場状態は良)。リリーノーブルは2着に逃げ粘り、ラッキーライラック(2番人気)は最後の直線で伸び切れず、3着まで。直線の坂下ではアーモンドアイの直後にいたサトノワルキューレ(3番人気)は、その後、アーモンドアイに突き放され、6着に敗れた。

勝ったアーモンドアイはロードカナロア産駒の3歳牝馬。これで昨年10月の未勝利戦、今年1月のシンザン記念、4月の桜花賞と4連勝。同馬を管理する国枝栄調教師は、2010年にもアパパネで桜花賞、オークスと連勝しており、今年の秋華賞は2度目の3歳牝馬3冠に挑戦する戦いとなりそうだ。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は昨年もソウルスターリングでこのレースを制しており、これで連覇達成となった。

同馬の母フサイチパンドラは、2006年のエリザベス女王杯を制している。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

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