[競馬ニュース]代打騎乗で重賞初勝利!!西啓太騎手(大井)騎乗のクルセイズスピリツが優駿スプリント(大井)を制す
26日(火)の大井11R優駿スプリント(S2)で、最もいいスタートを決めたのは、「桃・胴紫玉霰」の勝負服だった。西啓太騎手(大井)である。西啓太騎手が手綱を取ったクルセイズスピリツ(大井、11番人気)は、本来は達城龍次騎手(大井)が手綱を取る筈だったが、疾病の為に乗り替わりとなり、その手綱が西啓太騎手に回ってきたものだった。
好スタートを決めた西啓太騎手とクルセイズスピリツだったが、ビッグマロン(大井、9番人気)の笹川翼騎手(大井)がハナを主張したため、そのビッグマロンにハナを譲り、2番手からの競馬に。そして、最後の直線に入ったところで、クルセイズスピリツがビッグマロンを交わして先頭に。西啓太騎手はゴールまで非常に長く感じたという。だが、後続に前を譲ることなく、そのまま先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは1分12秒6(ダート1200メートル、馬場状態は稍重)。2着にはシングンレガシイ(大井、8番人気)が浮上。3着にはヴィブラビ(大井、6番人気)が入り、サンニコーラ(大井、1番人気)は4着、レベルスリー(船橋、3番人気)は12着、メモリーメンヒル(大井、2番人気)は15着にそれぞれ敗れた。
勝ったクルセイズスピリツはサウスヴィグラス産駒の3歳牡馬。昨年5月に道営・ホッカイドウ競馬でデビュー。道営では1勝を挙げている。9月に愛知に移籍。東海地区では6勝。先月のぎふ清流カップで2着に入った後に、南関東・大井へ移籍。大井での初勝利が初めての重賞タイトル獲得となった。鞍上の西啓太騎手も、デビュー5年目でこれが初めての重賞勝利となった。代打騎乗での勝利である。
同馬の母クルセイズは、現役時代は岩手競馬で活躍。2008年のOROカップを制している。
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