[競馬ニュース]最後の1冠はサトノダイヤモンドに!!菊花賞を制す
単勝オッズ2.3倍の1番人気に支持されたサトノダイヤモンド。同3.2倍の2番人気だったディーマジェスティ。23日(日)の京都11R菊花賞(G1)で人気を集めた2頭がスパートしたのは2度目の3コーナーを過ぎ、坂の下りから4コーナーに入るあたりだった。先に動いたサトノダイヤモンドをディーマジェスティがマークするような形で4コーナーから最後の直線に入る。
サトノダイヤモンドは残り200メートルのハロン棒手前で馬群から抜け出して先頭に。ディーマジェスティはそのサトノダイヤモンドを捕まえることができず、逆にその差が開いていく。ディーマジェスティの外からはレインボーライン(9番人気)が追い込み、馬群の内側からはエアスピネル(6番人気)が抜け出して、前を追っている。だが前にいるサトノダイヤモンドの脚色は衰えない。最後はサトノダイヤモンドが2着以下に2馬身1/2差をつけて先頭でゴール。勝ちタイムは3分3秒3(芝3000メートル、馬場状態は良)。レインボーラインとエアスピネルの2頭による写真判定となった2着争いは、ハナ差でレインボーラインに軍配が上がった。最後の直線で力尽きたディーマジェスティは4着。敗因は距離の壁なのかもしれない。カフジブリンス(3番人気)は見せ場なく、8着に敗れた。
勝ったサトノダイヤモンドはディープインパクト産駒の3歳牡馬。ついにディープインパクト産駒から菊花賞馬が誕生した。サトノダイヤモンド自身は今年2月のきさらぎ賞、そして前走の神戸新聞杯に続く3つ目の重賞タイトルが初のG1タイトルとなった。皐月賞は3着。日本ダービーは2着。春シーズンはあと一歩の競馬が続いていたが、この日はサトノダイヤモンドに勝利の女神が微笑んだ。