[競馬ニュース]高知デビュー馬が2冠馬に!!ディアマルコが黒潮菊花賞(高知)を制す
23日(日)は高知競馬場でも菊花賞が行われた。高知7R黒潮菊花賞の主役は単勝オッズ1.5倍のディアマルコ(1番人気)。そのディアマルコは好スタートを決めたが、ナスノフラッシュ(5番人気)に前を譲り、2番手のポジションでレースを進め、1周目の4コーナーから正面スタンド前、そして1コーナーへ。レースはその先の2コーナー付近から大きく動き出す。
後方からロイヤルジレンマ(10番人気)がスパートし、2番手に浮上。レースの流れが急に速くなって向正面へ。前はナスノフラッシュとロイヤルジレンマ、そしてこの2頭をディアマルコは見る形で3番手に。ディアマルコの手綱を取る佐原秀泰騎手(高知)の手が激しく動いている。だがまだエンジンがかからないのか、前の2頭との差がなかなか詰まらない。レースは3コーナー、4コーナー、そして最後の直線へ。ヒヤリとする場面もあったディアマルコだが、最後の直線に入ったところでようやくダービー馬らしい地力を見せた。前を行く2頭に外から並びかけ、残り100メートル付近で先頭に。最後は2着以下に2馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは2分7秒6(ダート1900メートル、馬場状態は不良)。2着はロイヤルジレンマ、3着はナスノフラッシュとなり、セイエスパーニャ(3番人気)は7着、ボスキャラ(2番人気)は10着にそれぞれ敗れた。
勝ったディアマルコはスパイキュール産駒の3歳牝馬。昨年7月、高知競馬では約17年ぶりに組まれた(サラブレッドでは)新馬戦を勝利したディアマルコが2冠馬となった。獲得した重賞タイトルは、のじぎく賞(園田)、高知優駿(高知)、兵庫サマークイーン賞(園田)に続いて4つ目となる。通算では11勝目。