[競馬ニュース]岩手競馬禁止薬物問題 水沢・高橋純厩舎から新たにボルデノンの陽性反応馬が1頭見つかる

先月28日(日)の盛岡5Rで1位入線したヒナクイックワン(牡3歳、水沢・高橋純厩舎)から禁止薬物である筋肉増強剤のボルデノン(アナボリックステロイド)が検出された問題で、高橋純厩舎の管理馬全頭を対象に実施した薬物検査で、ボルデノンの陽性反応を示した馬が新たに1頭確認された。薬物検査は今月6日(火)に実施し、競走馬理化学研究所の通知を受けて、12日(月)に岩手県競馬組合が発表したもの。

新たにボルデノンの陽性反応を示したのは、ワンサイドストーリ(セン6歳)。同馬もヒナクイックワンと同様、先月28日(日)の盛岡競馬で出走しているが、出走した同日の盛岡2R(サラ系C2八組、ダート1200メートル)では8着に敗れている。レース後に検体を採取するのは、1・2着馬の為(出走馬が11頭以上の場合は、任意に1頭追加する)、同馬は検体採取の対象とはなっておらず、レース後の検体から検出されたものではない為、禁止薬物陽性馬には該当しない。

岩手競馬では、今年7月の盛岡競馬、9月の水沢競馬でも禁止薬物が見つかり、9月22日(土)の盛岡競馬を取り止めていたが、先月28日(日)の盛岡競馬での出走馬からも禁止薬物が見つかったことを受けて、今月10日(土)、11日(日)、12日(月)の第7回水沢競馬前半について、開催を取り止めている。新たに陽性反応馬が見つかったことで、開催取り止めの期間が延長となる可能性が高くなった。

禁止薬物陽性馬(ボルデノン)が発生した高橋純厩舎管理馬の全頭検査の結果について(岩手競馬公式サイト)

[広告]

 

記事下広告

[広告]

-・地方競馬, 競馬ニュース