[競馬ニュース]南関東マイル戦線に新星現る!!セイスコーピオンがマイルグランプリ(大井)を制す
26日(水)の大井11Rマイルグランプリ(S2)は、単勝オッズ2.0倍という1番人気に支持されたセイスコーピオン(川崎、1番人気)が3~4コーナーの中間地点で先頭に躍り出ると、4コーナーから最後の直線で後続を突き放し、そのまま先頭でゴール板を通過。勝ちタイムは1分39秒7(ダート1600メートル、馬場状態は良)。鞍上の森泰斗騎手(船橋)はレース後の表彰式で、ホッとしたような表情を見せていた。
2着にはその森泰斗騎手から柏木健宏騎手(大井)に乗り替わりとなったコンドルダンス(船橋、7番人気)が、3着には矢野貴之騎手(大井)騎乗のモンサンカノープス(船橋、5番人気)が入った。東京ダービー馬バルダッサーレ(大井、2番人気)は外枠を引いてしまったために、馬群の外を回らざるを得なかったのが影響したのか、前を捕まえ切れず、4着という結果に。急遽、宮崎光行騎手(北海道)から本橋孝太騎手(船橋)に乗り替わったハッピースプリント(大井、3番人気)は、見せ場なく7着に敗れた。
勝ったセイスコーピオンはデュランダル産駒の6歳牡馬。2012年にJRAでデビュー。JRAでは4勝を挙げている。今年5月に京都で行われた特別戦を最後に、南関東・川崎へ移籍。移籍後の初戦だった、前走の準重賞競走を圧勝。今回は南関東での2戦目で、初めての重賞挑戦だったが、南関東のこの路線を走り続けてきた馬たちを相手にせず、あっさりと初の重賞タイトルを獲得した形となった。
同馬の母スコーピオンリジイは2004年のローレル賞(川崎)を制している。