[日記]20代前半で自分の人生を決めつけない方がいい

2016/11/01

少し前に(いや今もかな?)、インターネット上で様々な議論があった、某大手広告代理店の女性社員が過労自殺した問題について少しだけ。一応、6年前までは私も広告業界にいた人間ですので、その議論に関して思う所が色々とありました。でも考えがまとまらず・・・。

このハフィントンポストの記事が、私の中では一番納得できるような気がします。

過労自殺...それでも「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由(マンガ)(ハフィントンポスト)

私がどうして過労自殺をせず、今日でもどうにか生きているのか?そして広告業界から足を洗うことができたのか?この漫画の中で描かれている他の「道」や「扉」ばかり見ていたからでしょうね。どうしてそんな「よそ見」ばかりしていたのか?その理由はこんなところでしょう。

・入社して最初に配属された部署が「広告」の仕事とは程遠い、看板の取付・施工を請け負う部署だったため(ゼネコンの現場でヘルメットを被りながら、色々な人に毎日怒鳴られていました)、仕事がつまらなかったこと。

・仕事がつまらないから、「競馬」という仕事とは無関係なモノにのめり込むことができたこと。

・出入りしているクリエイターさん達の中に、自分で名刺を作って1人で仕事をしている人がいて、「こんな人生もあるのか」という発見があったこと。

・インターネットの世界に出会えたこと。

・そのインターネットを使い、業務であるサイトを立ち上げ、労なくある程度の収益を上げることに成功したが、「これはお前の実績としては認めない」と言われたこと。

・インターネットの存在を知り、「個人で情報発信をする」ということを覚え、広告の仕事そのものに興味を失いつつあったこと。

・今回、問題となっている大手広告代理店の社員ではなかったこと(他の会社と違い、「勝ち組」であるあの会社を辞めようと思う人はあまりいません)。

こうした理由から会社を辞め、今日に至っています。毎日、様々な苦労を強いられています。でも全く後悔していないです。一度しか無い人生です。もっと残された日々を大切にしなきゃ・・・。そんなことに気が付くことができた自分は幸せ者なのかもしれません。

「競馬以外の書き仕事」として求人情報系の仕事を請け負うことがあります。新卒採用に関する仕事もあります。そんな仕事を請け負いながら(もちろん、その原稿には書けませんが)、いつも思うことがあります。「若い皆さん、20代前半で自分の人生を決めつけない方がいいですよ」先のことなんて誰にもわからないのです。どんな人間と出会うことになるのかもわからないし、その時点では存在しなかった産業がトレンドになるかもしれません。思いがけない自然災害に巻き込まれるかもしれません。逃げたっていいんです。失敗してもいいんです。そんな中での新たな出会いや発見も、なかなか楽しいですよ。

どんな人もいずれは死を迎えます。それまでどんな生き方をしても「終わりの日」はやってくるのです。悔いを残さず、楽しいことをたくさんやってから、あの世に行きましょうよ。世間体とか、常識とか、そんなことよりも大切なのではないでしょうか?

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