[競馬ニュース]紅一点のヤマミダンスが中日杯(金沢)を圧勝

単勝オッズ1.1倍という断然の1番人気に支持されたナガラオリオンが出遅れるという、想定外の展開で始まった16日(日)の金沢10R中日杯。そのナガラオリオンは正面スタンド前で2番手に浮上し、逃げるヤマミダンス(4番人気)を直後でマークする体制を取る。

だが1コーナーを過ぎた辺りから、ヤマミダンスはナガラオリオンとの差を広げていく。苦しくなったのはナガラオリオンの方だった。3コーナー付近で脚色が一杯となり、ズルズルと後退を余儀なくされる。一方、4コーナーから最後の直線に入った時点でセーフティーリードを築いたヤマミダンスは、そのまま2着以下に8馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分9秒7(ダート2000メートル、馬場状態は不良)。2着にはディアグリスター(8番人気)が、3着にはメジャーシップ(2番人気)がそれぞれ入り、ドリームズライン(3番人気)は4着。ナガラオリオンは11着と大敗を喫した。

勝ったヤマミダンスはハーツクライ産駒の4歳牝馬。メンバー中、唯一の牝馬が逃げ切り勝ちを決めた形となった。2016年の金沢シンデレラカップ、ラブミーチャン記念(笠松)、金沢ヤングチャンピオン、昨年の梅桜賞(名古屋)、北日本新聞杯、サラブレッド大賞典に続いて、7個目の重賞タイトル獲得となった。通算では10勝目。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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