[日記]netkeiba.comに掲載された、禁止薬物問題と誤審問題についてのインタビュー記事を読んで

自宅アパートから徒歩25分の距離にあるファーストフード店で日記を書いています。先程まで、ここでエンプレス杯を見ていました。馬券は全く買っていませんが、買っていたとしても、2着のブランシェクールは全くのノーマークだったかな・・・。

netkeiba.comにこんな記事が出ています。

【地方競馬ネット会議室(5)】NAR公正担当理事に聞く 事案の経緯と危機意識/前編(netkeiba.com)

【地方競馬ネット会議室(6)】NAR公正担当理事に聞く 事案の経緯と危機意識/後編(netkeiba.com)

昨年、岩手と浦和で発生した禁止薬物問題と、門別で発生した誤審問題について、地方競馬全国協会(NAR)の生野等・公正担当理事に矢野吉彦アナウンサーがインタビューする内容となっております。

禁止薬物問題については、この記事の中で矢野アナも話をされている通り、「犯人」が特定されていない状況下であまり多くを語ると、その「犯人」が証拠隠滅等の対策を施す恐れがあります。従って、多くを語ることができないのはやむを得ないところでしょう。警察の捜査も続いている筈です。

岩手は開催を取り止めた後、再び問題が発覚し、また開催取り止めという事態に陥りました。一方で浦和は問題が発覚した後、12月、1月、2月と3回開催がありましたが、この日記を書いている時点では新たな問題は発生していません。同じ禁止薬物問題と言っても、「岩手と浦和では単に事情が異なる」と考えるべきなのか、あるいは浦和が取った対策に岩手が学ぶべき点があるのか、どちらなのでしょうか。岩手も開催を取り止めてから時間が経っていますので、既に浦和の取り組みを参考にしているのかもしれません。再開後にまた同様の事態が発生しないことを祈るのみです。岩手も、浦和も、本当は「犯人」が特定されるのが、最も効果的な再発防止策のような気もするのですが・・・。

道営の誤審問題に関しては、変更後の着順での払い戻しについて、大きなトラブルがあった、という話は、私が知る限りではなさそうです。それでも、変更後の着順による払い戻しを受け付けた点に、私は疑問を持っています。こういうケースでの払い戻しを受け付けるのであれば、禁止薬物が見つかって、確定後に着順を繰り上げたケースも払い戻しにしないと、納得できない人が出てくるのではないでしょうか。ルール上で想定されている事態(禁止薬物問題)と、想定されていない事態(誤審問題)との違いがあることはもちろん理解していますが、netkeiba.com内の生野理事の発言を見る限り、最初から追加の払い戻しありきの対応だった点に、個人的には疑問を抱いています。

JRAとの比較で地方競馬を語ることに不快感を抱く人がいることは承知しています。JRAでも禁止薬物問題や誤審問題は過去にありました。しかし、禁止薬物問題に関しては、発生する頻度にJRAと地方競馬で大きな差があるのは何故なのでしょうか?地方競馬では1年に2~3回、どこかの競馬場で禁止薬物問題が発生しています。一方のJRAは「何年かに一度」のペースです。IPATでJRAの馬券購入ができるようになっても、地方競馬の馬券には全く手を出さない、という人もいる状況下で、この差を埋める努力を果たして地方競馬はどの程度行っているのか、疑問を抱く人がいることを、地方競馬の関係者は忘れない方がいいと思います。

 

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