[日記]メイダンのダートについて、少しだけ考えたこと
31日(日)になってしまいました。49回目の誕生日です。メールやSNSで様々な方からお祝いのメッセージを頂いております。ありがとうございます。
これまでの誕生日の中で、今回は最悪の誕生日かもしれません。馬券を買うお金も、食事をするお金もない誕生日です。まあ、全ては自己責任ですから、仕方がないのですが・・・。
と毎日、そんな話ばかりを書いても仕方がありませんので、今年のドバイワールドカップデーを見て思ったことを少々。
ドバイゴールデンシャヒーンを制したエックスワイジェットの走破タイムは1分10秒75。ダート1200メートルで1分10秒台ということは、メイダン競馬場のダートコースって、日本の競馬場と変わらないのでは・・・?
そんなことに気づき、同じダート1200メートル戦で行われる、カペラS(中山、G3)における近5年の走破タイムを調べてみました。
2014年 1分9秒5(優勝馬はダノンレジェンド、馬場状態は良)
2015年 1分9秒7(優勝馬はキクノストーム、馬場状態は重)
2016年 1分10秒2(優勝馬はノボバカラ、馬場状態は良)
2017年 1分11秒1(優勝馬はディオスコリダー、馬場状態は良)
2018年 1分10秒2(優勝馬はコパノキッキング、馬場状態は良)
中山のダート1200メートルはスタート地点が芝ですから、単純比較はできないのですが、2017年を除いて、最近のカペラSは今回のエックスワイジェットよりも速いタイムで決着しています。
ドバイワールドカップデーが現在のメイダン競馬場ではなく、ナドアルシバ競馬場で開催されていた頃、「ドバイのダート」について、こんな話を耳にしたことがあります。
-ドバイのダートは、アメリカの競馬場を参考に作られているので、日本のダートコースよりも時計が出る。従って、日本のダート戦線でトップレベルの馬がドバイに行っても、勝ち負けは難しい。-
日本のダート戦線は、地方競馬で行われるダートグレード競走も含まれます。一般に地方競馬のダートはJRAよりも更に時計を要しますので、そんな馬がドバイに行っても勝負にならない、というのが常識だと思っていました。
しかし、今回のドバイゴールデンシャヒーンを制したエックスワイジェットの走破タイムや、2着に入った日本調教馬、マテラスカイの走りっぷりを見ると、この常識は当てはまらないのかもしれません。ナドアルシバとは違い、メイダンは時計がかかる、ということなのかも・・・。
ドバイワールドカップを制したサンダースノーの走破タイムも2分3秒87。ナドアルシバ競馬場時代は、ダート2000メートルで2分を切るタイムで決着していたこともあったのに・・・。同じダート2000メートルで行われる、大井の東京大賞典と比較してみました。
2014年 2分3秒0(優勝馬はホッコータルマエ、馬場状態は重)
2015年 2分3秒0(優勝馬はサウンドトゥルー、馬場状態は良)
2016年 2分5秒8(優勝馬はアポロケンタッキー、馬場状態は重)
2017年 2分4秒2(優勝馬はコパノリッキー、馬場状態は良)
2018年 2分5秒9(優勝馬はオメガパヒューム、馬場状態は良)
2014年と2015年は今回のエックスワイジェットと遜色ないタイムです。2015年は良馬場ですから、メイダンも、大井も、それほど馬場は変わらないと言えるかもしれません。
ということは、日本のダート戦線で活躍する馬たちにとって、「ドバイワールドカップ参戦は全く無理筋」とは言えなくなっているのかもしれません。チャンピオンズカップ、東京大賞典、フェブラリーSの勝ち馬は、積極的にドバイ参戦を検討してもいいのかも・・・。
そう考えると、ケイティブレイブの出走取消が悔やまれます。今後の為に、いいモノサシとなった可能性もあったのに・・・。