[競馬ニュース]杉浦健太騎手(兵庫)が気迫の逃げ切り勝ち!!マイタイザンが第1回西日本ダービー(園田)を制す
2日(水)の園田11R西日本ダービーは、スタート直後にこの勝負を決する場面が訪れた。最もいいスタートを決めたのは杉浦健太騎手(兵庫)騎乗のマイタイザン(兵庫、1番人気)。次に良かったのは佐原秀泰騎手(高知)騎乗のディアマルコ(高知、2番人気)。人気馬2頭の馬体が並ぶ。だがマイタイザンの杉浦健太騎手に、前を譲ろうという気配は全くない。この杉浦健太騎手の気迫を見て、ディアマルコと佐原秀泰騎手は番手からの競馬を余儀なくされた。
この日のマイタイザンと杉浦健太騎手は後続に4~5馬身ほどのリードを常に保ちながら、レースを引っ張り続けた。このリードは4コーナーから最後の直線に入っても続く。最後の直線に入り、後方からそのリードを詰めてきたのはディアマルコと佐原秀泰騎手だった。だが杉浦健太騎手とマイタイザンも懸命に逃げる。そして最後はマイタイザンがディアマルコを1馬身1/4差で振り切り、先頭でゴール板を通過。園田で行われた第1回の西日本ダービーは、何が何でも地元の自分たちが勝つ。杉浦健太騎手の気迫を感じた勝利となった。勝ちタイムは2分1秒6(ダート1870メートル、馬場状態は良)。2着はディアマルコ、3着にはアサクサセーラ(兵庫、3番人気)がそれぞれ入った。
勝ったマイタイザンはファスリエフ産駒の3歳牡馬。昨年の兵庫若駒賞以来となる、2つ目の重賞タイトルが、初代西日本ダービー馬の称号を手にするものとなった。通算では9勝目。