[コラム]ダミアン・レーン騎手の2週連続G1制覇はあるのか?
またダミアン・レーン騎手の話になってしまい、申し訳ない。しかし、オークスの馬券検討をする上で、この鞍上について全く語らない訳にはいかないのでお許しを。まずは、ギャンブルジャーナルの記事をご覧頂きたい。
JRAオークス(G1)「G1・3連勝挑む」D.レーン騎手で大楽勝!? 「未知の大器」コントラチェックが楽に逃げ切れる理由(ギャンブルジャーナル)
ギャンブルジャーナルは「楽に逃げ切れる」とまで言い切ってしまったか・・・。確かにどの馬も2400メートルという距離は未知の領域で、相手関係よりも「自分との戦い」となる要素も多いオークスにおいて、単騎逃げが濃厚なコントラチェックが有利となる可能性はあるだろう。
だが、不安材料もある。人気になってしまう点だ。人気になるということは、他の人馬からもマークされるということだ。先程「自分との戦い」と書いたが、それでもコントラチェックを楽に逃してしまったらどうなるのか?については、どの騎手も理解している筈だ。「自分との戦い」と「逃げ馬を楽にしてはならない」という、相反する状況下で一か八かの判断でコントラチェックに絡んで行く人馬がいるとしたら、コントラチェック自身の競馬とは異なる競馬を強いられる可能性はある。
さらに、別の意味で一か八かの判断をする騎手がいるかもしれない。未知の距離だけに、道中で折り合いを欠く馬がいた場合、「無理に抑えるよりも、馬の行く気に任せて・・・」との判断で途中から逃げ馬に絡むようなレース運びをする騎手がいる可能性を考えた方がいい。どの馬も「折り合い」が大きなテーマとなっている筈だ。府中の芝2400メートル戦は正面スタンド前からの発走となる。スタート直後は大歓声の中でのレースを強いられるのだ。「どうしても折り合わない時はどうするのか?」はどの陣営も事前に騎手と話し合いをするに違いない。
コントラチェックは果たして逃げ切り勝ちを決めることができるのか?そしてダミアン・レーン騎手は2週連続でG1制覇を果たすことができるのか?オークスの馬券検討をする上で、重要となりそうなポイントをまとめてみた。皆さんは馬券検討をする上で、この点をどう判断されるのだろうか?