[日記]どうか気を引き締めて・・・
本日も一連の禁止薬物に関する話から。
地方競馬全国協会(NAR)は17日(月)、今回問題となった飼料添加物を使用していた地方競馬の厩舎について、その厩舎の数と厩舎が管理している頭数を公式サイトで発表しました。
禁止薬物を含有するおそれのある飼料添加物にかかる地方競馬の状況について(NAR公式サイト)
既に明らかになっている、ばんえい・帯広、金沢、船橋だけではなく、浦和、大井、笠松、愛知、兵庫でも該当する厩舎があるようです。
この飼料添加物は既に使用禁止となっていますが、摂取した可能性がある馬は24日(月)までは出走できません。禁止薬物を投与された馬は、その使用日から10日以内に行われるレースへの出走はできない、と各主催者が定めているからです。事態が明るみになったのが14日(金)からですから、15日(土)以降の10日間と判断している模様です。但し、自主的に競走馬理化学研究所の検査を受けて、陰性であることが判明した馬については、出走が認められるようです。
一方、今回の禁止薬物問題とは無関係に、こんなニュースも入ってきました。
第6回競馬「アルプスシリーズ」開催自粛のお知らせ(笠松競馬公式サイト)
笠松競馬の開催自粛について(6/18~6/21)(NAR公式サイト)
本日18日(火)から開催予定だった笠松競馬は、12日(水)に笠松競馬場で発生した放馬事故の為、開催を自粛することになりました。
見聞きした範囲では、前日になっての発表だったせいか、この開催自粛についてかなり混乱もあった模様です。競馬専門紙なども既に出来上がっていたでしょうし・・・。それでも、笠松競馬場では放馬した馬が原因で、一般の方が亡くなる事故が発生したこともあります。決定・発表したタイミングに問題はありますが、この開催自粛という判断そのものはやむを得ないのではないでしょうか。
この笠松と似たような事例が、岩手競馬でも発生していたことが明らかになりました。
水沢競馬場における放馬事故の発生について(岩手競馬公式サイト)
昨日17日(月)、水沢競馬場で放馬して、厩舎から外部に逃げ出した馬がいたようです。幸い、通行人や一般車両と接触するなどの事故はなかったようですが・・・。
中央・地方問わず、競馬界に良くない雰囲気が広がっています。関係する方々は日頃から苦労されている点も多いとは思いますが、こうしたミスが発生すると、競馬開催そのものにも影響を及ぼします。JRAでの除外騒ぎは競馬メディアだけではなく、一般ニュースでも取り上げられる事態となっています。競馬そのもののイメージダウンにも繋がりかねない事態ですので、どうか気を引き締めて、業務に取り組んで頂きたいと願っております。