[日記]ディープインパクトにはいい勉強をさせてもらいました

2006年のジャパンカップ優勝時に撮影。

 

4月に「種付け中止」というニュースを見て、気になっていたのですが・・・。

プレスリリース(JRA公式サイトより・PDF)

既に報道等でご存知の方も多いと思いますが、ディープインパクトが死亡しました。17歳でした。

私が競馬を始めた時から、3冠馬となった牡馬は3頭います。ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの3頭です。しかし、菊花賞が行われる京都競馬場で3冠達成の瞬間を見たのは、ディープインパクトだけです。ナリタブライアンの頃はまだ「競馬初心者」でしたので、京都競馬場に3冠達成の瞬間を見に行こう、という気持ちはありませんでした。オルフェーヴルの時はお金がなくて・・・。

多くのメディア関係者やファンと同じように、私のような人間が「ディープインパクトは強かった」という話を書いても仕方がないですよね(笑)。強すぎて、馬券が当たっても「いい想い」はほとんど出来ませんでしたし。馬券でお世話になった記憶と言えば、「ディープインパクト⇒リンカーン⇒ストラタジェム」で3連単を取らせてもらった2006年の天皇賞・春ぐらいかな?払戻金は4,320円でしたから、全く自慢になりませんが(笑)。

私にとってディープインパクトとは、「競馬Webサイト管理人」としての活動を最も盛んにやっていた時に登場した3冠馬であり、強いが故に、JRAが広報活動において「競馬主催者」として守るべき境界線に疑問を抱き、厳しい批判を浴びせることになってしまった馬でした。もちろん、ディープインパクトが嫌いだった訳ではなく、JRAや一部メディアの取り上げ方、ファンのはしゃぎっぷりが気に入らなかっただけですが。

当時、このサイトでも批判的な話を色々と書きました。その点について、私は今でも全く反省はしていません。それでも「競馬主催者とは何か?」「公正競馬とは何か?」を考えるきっかけを与えてくれた馬だったように、私には思えます。3冠を達成した時の京都競馬場は、前日から異様な雰囲気で、当時はそれを批判的に伝えていましたが、今となってはいい想い出です。色々な人からお叱りも頂きましたが、ある意味では「競馬Webサイト管理人」としての立ち位置を確立させてくれた1頭だったような・・・。

いい勉強をさせてもらった1頭と言うべきかもしれませんね。余計な勉強だったのかもしれませんが(笑)。あの当時、「バランス感覚」をどの支点で維持すべきか、非常に迷いました。今でもどうあるべきだったのか?何が正しかったのか?はよくわかりません。結論を出す必要がない話なのかもしれませんが。

ディープインパクトよ、天国の競馬界では、凱旋門賞もしっかりと勝つんだぞ!!

記事下広告

[広告]

-・競馬雑談, 日記