[日記]岩手競馬禁止薬物問題は、内部犯行を岩手県競馬組合が隠蔽している可能性について疑わざるを得ない事態となりました
禁止薬物問題で開催取り止めが続いていた岩手競馬が、7日(土)に水沢競馬場で再開されることになりました。岩手競馬公式サイトでも発表されています。
岩手競馬在厩馬の事前検査の結果と岩手競馬の再開について(岩手競馬公式サイト)
で、結局のところ、犯人は誰だったのでしょうか?昨年の事件後に防犯カメラを設置した筈ですが、そのカメラに怪しい人物が映っていなかった、ということなのでしょうか?
外部からの不審者を防犯カメラで見つけることが出来なかったのだとしたら、達増拓也・岩手県知事が何を言ったとしても、別の可能性に言及せざるを得ません。今回の禁止薬物事件発覚後、私はこの日記でこんな話を書いてきました。
[日記]岩手競馬禁止薬物問題 今回は犯人が捕まらない筈がありません(と、あえて言い切ります)
[日記]岩手競馬の開催取り止め期間延長を、抜本的な解決を図ることが出来る期限の日が延長された、と私は考えます
私はこれまで「内部犯行」という言葉を使っていませんでした。知事をはじめ、関係者がその前提で事態の解決を図ろうとしている以上、内部犯行の可能性はない、と見ていたからです。
しかし、こうして防犯カメラまで設置している中で再び事件が発生し、しかも犯人が特定出来ないということは、内部犯行の線を疑わざるを得なくなりました。昨年の事件も内部犯行だったのではないですか?
岩手競馬はこの20年近くの間、売上不振に伴う存廃問題に悩まされてきました。廃止の可能性が高まる度に、「厩舎関係者の生活をどうするのか?」という声が挙がっていました。昨年、今年の禁止薬物問題に伴う開催取り止めに関しても「競馬を開催しないと、厩舎関係者の収入がなくなってしまう・・・」という心配の声が挙がっていました。
しかし、内部犯行だとすると「それって、自業自得じゃねーの?」という話になります。仮に禁止薬物問題が原因で岩手競馬が廃止になったとしても、自分たちに自浄能力がなかった為に職が奪われてしまった、というだけの話です。全く同情の余地はありません。
岩手県競馬組合も、厩舎関係者も、そのことはもちろん理解していると思います。だから内部犯行だった場合を想定して「外部犯行」を匂わせ、その前提で対策をする。そのアピールは「競馬再開に向けて、一生懸命に対策していますよ」というポーズにもなるし、競馬ファンや県民に内部犯行の可能性は低いですよ、というメッセージにもなります。そんなつもりだったのではないですか?
ということはですよ、これって、岩手県競馬組合による隠蔽工作じゃないのですか?変じゃないですか?昨年の事件を受けて、外部犯行であることを前提に対策し、防犯カメラまで設置したのに、今年になってまた同様の事件が発生するのですから・・・。
別の報道では、関係者による厩舎地区の見回りを強化する、などという話もありました。でも、仮に内部犯行なのだとしたら、そしてその内部犯行を隠蔽しているのだとしたら、その見回りは何の意味もないですよ。「一生懸命に対策しています」というポーズはもう結構です。
また同様の事件が発生したらどうするのですか?犯人も、原因も全く特定出来ていない以上、再発の可能性は高いと思いますよ。そんな状況下で行わせる競馬が、果たして「公正競馬」と言えるのですか?岩手県競馬組合は競馬主催者としての信用を失いますよ。それでもいいのですか?
厳しいことを色々と書きましたが、岩手競馬をこの状況下で再開させる以上、誰かが悪者になって、この程度のことを言わなければなりません。私はせっかく嫌われ者なのですから、そのお役に立ちたいと思います。